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DOCTOR’S COLUMN

ボトックス注射|院長の治療への考え方

院長 山中大介DMTC CLINIC 院長 山中 大介

以前の私は、患者さまのご希望をできるだけ叶えたい、効果をできるだけ高くしたいと考えていました。けれど、効かせすぎてまぶたが重くなったり、エラに打って笑いにくくなったりすると、効果が切れるまでのおよそ3か月間、医師にできることはほとんどありません。効果を打ち消す方法も限られています。だから今は、「起きてから対処する」のではなく、「最初から起こさない」打ち方を何より優先しています。

具体的には、額は基本的に中央より上に打ち、まぶたが重く感じるリスクを避けています。エラは、歯を食いしばっていただいて咬筋の範囲をマーキングし、口に近い前半分は避けて後ろ側に打ちます。前側には笑うときに使う笑筋があり、ここに効いてしまうと笑顔がぎこちなくなることがあるためです。

施術前には、前回ボトックスを打った時期も必ず伺います。2週間以内の微調整であれば対応しますが、それ以降3か月以内の追加は、抗体ができて効きにくくなる可能性が高まるため、基本的にはおすすめしていません。大切なご予定などでご希望がある場合は、そのリスクをご理解いただいた上で相談させていただきます。

もうひとつお伝えしたいのが、左右差の調整には限界があることです。ボトックスは1単位ずつの調整になるため、細かく左右をそろえるには、どうしても大まかな面があります。完璧な左右対称をつくる治療ではないことも、あらかじめ知っておいていただければと思います。

美容目的のボトックス注射は自由診療(保険適用外)です。効果には個人差があります。費用、主なリスク・副作用、未承認製剤・適応外使用に関する説明はボトックス注射のページをご確認ください。

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