近年では男性でも脱毛をする機会が増えてきました。
街中でもメンズ脱毛クリニックを見かけることが多くなりましたよね。
昔のような「ヒゲは男の象徴」という認識は薄れ、今ではヒゲ脱毛が人気になるほど、より清潔感を求める男性が多くなっています。
そして実際にヒゲ脱毛をすると、直後に「泥棒ヒゲ」というものが発生します。
みなさんは「泥棒ヒゲ」の存在を知っていますか?
泥棒ヒゲは脱毛後、ある程度の期間が経てば自然と抜け落ちる一時的な症状ですが、初めて脱毛を経験された方は
「せっかく脱毛したのに余計髭が濃くなってしまった」
「もしかして効果がなかったのかもしれない」
と驚きますよね。
そこで今回の記事では、なぜ泥棒ヒゲが姿を現すのか、その原因と防ぐための対策を詳しく解説していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
泥棒ヒゲとは?
泥棒ヒゲとは脱毛後に現れ、ヒゲが一時的に濃くなる現象のことをいいます。
口周りに残った毛がまるで泥棒のように見えるのが名前の由来です。
この泥棒ヒゲですが、数日あるいは数週間毛根に留まった後、ゆっくりと自然に抜け落ちます。
3回目の照射までは泥棒ヒゲが発生することが多いですが、回数をこなしていくにつれて現れなくなります。
泥棒ヒゲについてより詳しく以下の内容を説明します。
泥棒ヒゲができる原因
泥棒ヒゲの原因は、医療レーザーや光脱毛で照射したときに、黒く焼け焦げた毛が毛根に残ります。
熱照射を浴びた毛は大きくふくらみ、膨張した結果いつもより黒光りするように目立ってしまうのです。
皮膚には熱照射でダメージを与えているので、少し皮膚に炎症を引き起こします。
その炎症の影響で、腫れた毛穴は狭まり、脱毛した毛を抜け出せなくします。
そして青ヒゲのような見た目となるのです。
ただ時間が経過すると、熱で膨張していた毛と炎症で腫れあがっていた毛穴は落ち着き、照射した毛もポロっと自然に落ちてきます。
脱毛当初は泥棒ヒゲの存在が理解できず、何度もカミソリで剃ったり、毛抜きで抜いてしまおうと思うかもしれませんが、放っておけばいつのまにか抜け落ちるので我慢しましょう。
また、医療レーザーと光脱毛では効果にばらつきはありますが、効果が出ている証拠なので焦らず待ちましょう。
泥棒ヒゲが続く期間
照射する機械の強度によって異なりますが、平均して1週間から10日ほど泥棒ヒゲが続きます。
長い方ですと2週間近く時間を要す場合もあります。
特に初めて脱毛したときは泥棒ヒゲが残りやすく、いつもより毛が濃くなったように感じます。
初回の照射では肌も慣れていないため、肌荒れを起こしたり、赤みがなかなか引かないこともあります。
ですが2回目、3回目と照射回数が増えていくと、ヒゲ全体の毛量が減ってくるので、まばらな状態で泥棒ヒゲが残るようになります。
そしてさらに照射を重ねていくと毛は薄く目立たなくなり、肌もきれいに見えます。
また光脱毛より医療レーザー脱毛の方が機械の照射出力が強いため、泥棒ヒゲがより現れやすい傾向にあります。
ヒゲ脱毛で泥棒ヒゲになったときの対策
脱毛後、泥棒ヒゲが残ってしまった時のケアや対策方法などをご紹介していきます。
保湿や除菌などスキンケアを徹底する
ヒゲ脱毛時、熱照射を肌に加えるので少なからず肌はダメージを受けています。
デリケートな状態では、肌のバリア機能も低下しているため、むやみに脱毛部位に触れたりせず清潔に保つことを心がけましょう。
そもそもヒゲ脱毛は日焼け対策にスキンケアが欠かせません。
洗顔をするときは肌をこすらず丁寧に洗い上げ、保湿は多めに水分を入れてあげるようにしましょう。鎮静作用のある化粧水を使用すると尚良しです。
またスクラブなどの洗顔料は肌に刺激が強すぎるため、やさしい洗いあがりの洗顔料を使用するとよいでしょう。
火照りがあるときは冷やす
レーザー脱毛は照射した光で毛根や毛乳頭などにダメージを与えています。
そのため「わざと毛穴に火傷を負わせている」という状況なのです。
照射後も毛穴は熱を持続させているので、常に火照った状態が続きます。
脱毛後の肌はからからに乾燥し、バリア機能も低下しています。
患部は流水で冷やしたり、水で濡らしたタオルで覆って冷やしてください。
施術したクリニックで消炎作用のある軟膏を処方してくれる場合があります。
もし処方されたら、忘れずに脱毛部位に塗るなどして対処しましょう。
マスクを使う
マスクは一番手っ取り早く取り入れられる方法です。
隠したい部位にもよりますが、なるべく大きいサイズのマスクを選べばフェイスラインまで十分覆うことが可能です。
最近ではマスクをしていても耳が痛くならない紐を採用していたり、口元付近にマスクの素材がくっつかないような商品も販売されています。
なるべく肌への摩擦をおさえ、泥棒ヒゲが抜け落ちるまで使用を続けるのもひとつの選択肢です。
メンズファンデーションでカバーする
食事の時や職業柄どうしてもマスクを外さなくてはならない時もあります。
近年、男性でもスキンケアに対して関心が高まり、化粧をする男性が多くなってきました。
泥棒ヒゲにはコンシーラーやファンデーションを使用すると上手く隠すことができます。
自分の肌の色に合った化粧品を選び、肌になじませながらゆっくり塗布していきましょう。
広範囲に泥棒ヒゲが残っている場合はファンデーションを使用し、部分的に残っている場合はコンシーラーで隠すことをおすすめします。
泥棒ヒゲになったときにやってはいけない行為
泥棒ヒゲが現れたとき、ショックや驚きで早期に解決したいと考える方もいると思います。
ここからは泥棒ヒゲになったときにやってはいけない行為を説明していきます。
毛抜きで見える毛を抜く
気になるからと言って毛抜きで無理やり毛を抜くのはNGです。
強引に抜くことによって途中で毛が切れてしまい、毛穴に埋もれてしまうことで起こる「埋没毛」になる恐れも。
また、毛を抜くのは脱毛後の傷ついた肌にさらに負担をかける行為となりますのでおすすめしません。
毛嚢炎や色素沈着といった肌トラブルを引き起こす原因となるので、なるべく毛抜きは使用しないようにしましょう。
どうしても気になるのであれば、丁寧に優しくカミソリで剃る程度にして、自然に抜け落ちるのを待ちましょう。
カミソリで無理に剃ろうとする
脱毛後は膨張した毛が、毛穴に埋まっている状態なので、カミソリで剃っても色濃く残っているように見えます。
表面上は多少剃れるかもしれませんが、見栄えはそこまで変化しません。
肌も熱照射の影響で炎症を起こして、赤く腫れ上がっています。
また、照射後の毛穴は浮腫んでいて、狭まった状態になっています。
毛が閉じ込められている状態での剃毛はあまり効果がありません。
逆に何度もカミソリで剃ることで肌を傷つけてしまい、思わぬ肌トラブルに繋がることもあります。
肌に刺激を与える
他人の視線が気になってしまい不衛生な手で頻繁に肌に触れてみたり、泥棒ヒゲを早く取り除きたい思いで洗顔時にゴシゴシ擦ったりする行為は、逆に肌に刺激を与えてしまい、肌荒れを促してしまいます。
また、皮脂を積極的に落とす刺激の強い洗顔料は控え、低刺激の洗顔料を使用しましょう。
洗顔をするときはしっかりと泡立てて、包み込むようにして洗い流します。
顔を拭き取る際、ゴシゴシ拭き取ると肌にダメージを与えてしまいますので、タオルを顔にトントンと乗せるような気持ちで拭き取ってあげましょう。
泥棒ヒゲを避けたい人におすすめのメンズ脱毛サロン
「泥棒ヒゲをどうしても避けたい」という方に向けて、泥棒ヒゲになりにくい「ニードル脱毛」という脱毛方法をご紹介します。
ニードル脱毛とは、細い針を直接毛根に刺し、そこに電気を流して毛根を破壊する方法です。
1本1本脱毛していくため、泥棒ヒゲが発生しにくいというメリットがあります。
そのほかレーザー脱毛時に起こる可能性がある「硬毛化」や「増毛化」を避けたい方にもおすすめです。
ここからはニードル脱毛を取り入れているおすすめ脱毛サロンをご紹介します。
メンズTBC
メンズTBCでは1本1本丁寧に毛を処理します。
男性専門のクリニックなので女性客とすれ違うことはありません。
女性スタッフが対応する場合もありますが、抵抗がある方は男性スタッフに変更することも可能ですので相談しましょう。
急な転勤やお引越しでも店舗数が豊富にあるため、移動先でも継続して脱毛を続けられます。
メンズTBCでは広範囲を照射するレーザー脱毛と異なり、ニードル脱毛を取り入れています。
いらない毛のみ脱毛することができるので、ヒゲをデザインしたい方、ツルツルNGな方におすすめの脱毛方法です。
レーザー脱毛は黒く日焼けしている肌や、毛色によって効果が軽減する場合がありますが、ニードル脱毛では関係なく脱毛を進められます。
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ダンディハウス
日本で最初のメンズエステとして開業したダンディハウス。
業界で初のISO9001(国際品質保証規格)認定を取得し、信頼と実績が高いです。
高級ホテルを連想させるサロンでのサービスは格別で、リラックスした状態で施術を受けることができます。
ダンディハウスではブレンド法を取り入れていて、光脱毛とニードル脱毛が可能。
全サロンに有資格者を配置するなどサービス品質の高さや、商品の安全性の管理を徹底しています。
ニードル脱毛では、細部の微調整が可能なデザイン脱毛、肌色、毛色関係なく施術ができます。
ワイルドな大人のヒゲにデザインしたい方や綺麗に整えたい方に最大限応えてくれるクリニックです。
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泥棒ヒゲでよくある質問
泥棒ヒゲに関する疑問点は事前に解決して、正しい知識をおさえておきましょう。
ここではよくある質問などをご紹介します。
- 泥棒ヒゲのヒゲ剃りはどうすれば良い?
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ヒゲ脱毛後は肌が炎症を起こしている状態です。
いわゆる「軽い火傷をした肌」ということです。
そのような状態でカミソリなどの刃を脱毛部位にあてるのは、さらに肌へ負担を強いることになります。
脱毛後はカミソリで剃るのではなく、電気シェーバーに変更してみるなど、なるべく肌に負担をかけない処理方法を取り入れてみましょう。
脱毛当日や翌日は、肌にかなりのダメージが与えられているため、ヒゲを剃るのは避けてください。
- レーザー脱毛で泥棒ヒゲは防げる?
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レーザー脱毛機には熱破壊式脱毛機と蓄熱式脱毛機の2種類があります。
この2種類の違いは「照射強度の違い」です。
熱破壊式脱毛機は高出力のレーザーを照射するため、痛みも強く泥棒ヒゲになる可能性が高いです。
一方、蓄熱式脱毛機のレーザーは低出力で照射するので痛みも少なく泥棒ヒゲになりにくいです。
泥棒ヒゲをなるべく防ぎたいというのであれば、蓄熱式脱毛機を取り入れているクリニックに行くとよいでしょう。
しかし低出力のレーザーなので、熱破壊式と比べると効果は若干落ちます。
またレーザー脱毛では、産毛などの薄い毛を照射したときに生じやすい硬毛化や増毛化のリスクも伴います。
- 泥棒ヒゲにならないとヒゲ脱毛の効果は出ていない?
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泥棒ヒゲにならないからといって全く効果が出ていないというわけではありません。
使用する脱毛機器や本人の毛質、肌質などによっても個人差は生じます。
もともとヒゲが薄い人であれば泥棒ヒゲも目立たないでしょうし、毛が抜け落ちるのも早いかもしれません。
ですが泥棒ヒゲは、ほとんどの方に起こりうる症状です。
泥棒ヒゲにならないからといって効果が見込めないと判断せず、根気よく待ってみましょう。
ある日、自然にポロッと毛が抜け落ちてくるかもしれませんよ。
【結論】泥棒ヒゲ対策には日頃のスキンケアが大事
ここまで泥棒ヒゲの原因や改善策を説明してきました。
泥棒ヒゲは自然と抜け落ちてくるものです。
無理に引っこ抜いたり、剃ったりせず、泥棒ヒゲ対策を徹底して少しでも肌に負担をかけないよう心がけましょう。
日頃からきちんとしたスキンケアを行い、泥棒ヒゲの対策を練りましょう。
これで泥棒ヒゲが発生しても焦らず冷静に対処できますね。