ヒゲ脱毛は、メンズ脱毛の中でも特に痛いということが知られています。
この記事では、ヒゲ脱毛の痛みとレベル・口コミ・ヒゲ脱毛が痛い理由・痛みが出やすい人の特徴・痛みを抑えるコツなどについて詳しく解説します。
「髭脱毛をこれから始めるけれど、どのくらい痛いのかわからず不安を感じている」
「髭脱毛を始めたいけれど痛みに弱いので迷っている」
このような不安や悩みを抱えている男性は、是非最後までじっくり読んで解決してください。
ヒゲ脱毛の痛みを例えるとしたらどれくらい?
ヒゲ脱毛の痛みを例えるとしたらどのくらいなのか、具体的な表現を使って説明します。
ゴムで弾いたような痛み
ヒゲ脱毛の痛みでよく例えとして使われるのが、「輪ゴムで弾いたような痛み」です。
輪ゴムで弾かれた痛みは一瞬なので耐えられそうだというイメージを持たれそうですが、脱毛の場合は照射の度にその痛みがパチン、パチンと連続で繰り返されます。
一瞬だけなら耐えられる痛みでも、施術中その痛みがずっと何度も繰り返されると考えると、人によってはかなり辛く感じてしまうこともあります。
特に太くて濃い毛が生えている部分は痛みを強く感じやすいので、ヒゲ脱毛は他の部位と比べて痛みが強いという特徴があります。
麻酔が無くても我慢はできる痛み
ヒゲ脱毛はメンズ脱毛の中でも特に痛みが強いと感じる人が多いですが、麻酔を使わなくても我慢して施術を受けることも可能ではあります。
痛みの感じ方には個人差もあるので、特に痛みに弱い場合にはクリニックであれば麻酔クリームや笑気麻酔を使用できることもあります。
脱毛サロンでは麻酔は使えませんが、クリニックの医療脱毛と比べると痛みは弱いので我慢できるという人が多いです。
回数を重ねると痛みが軽減する場合もある
ヒゲ脱毛は特に初めて照射をする時に痛みを強く感じる人が多いです。
しかし、最初のうちは痛みがかなり辛くても、施術回数を重ねるごとに痛みが徐々に和らいでくるということもあります。
肌が照射時の痛みに慣れてきたり、緊張が解けてリラックスして施術を受けることができるようになったりもしますが、回数を重ねると毛が薄くなってきて熱や負担がかかりにくくなるので初回と比べるとかなり痛みが軽減されます。
ヒゲ脱毛で1番痛い部位は鼻下で痛みが我慢できない場合もある
ヒゲ脱毛といっても、鼻下・あご・あご下・ほほ・首など部位は複数あります。
照射をする部位によっても痛みの程度は異なります。
特に鼻下は、皮膚が薄くて神経に近いため痛みを強く感じやすい部分です。
その上特にヒゲが密集している部分でもあるため、照射時の痛みが他の部位よりもかなり強くなる傾向があります。
鼻下脱毛を考えている人は、他の部位よりも痛みが強いことを頭に入れて、痛みの少ない脱毛機を使用していたり痛み対策が万全に行われている店舗を選ぶこと、麻酔が使用できるクリニックを選ぶことをおすすめします。
タイプ別に痛みのレベルを見てみよう
ヒゲ脱毛の痛みのレベルについて、部位別、肌・毛のタイプ別、施術タイプ別に説明します。
部位別痛みのレベル
ヒゲ脱毛の痛みのレベルは部位によっても異なります。
どれくらい痛いのかの目安を表にまとめて説明します。
部位 | 痛みのレベル |
---|---|
鼻下 | 顔の中でもっとも痛みが強い |
口下 | 強い |
あご | やや強い |
あご下 | やや強い |
ほほ | あまり強くない |
もみあげ | 強い |
首 | やや強い |
鼻下は皮膚が薄く神経が近いので、ヒゲ脱毛の中でもっとも強いレベルの痛みを感じる部位です。
口下は鼻下ほどではないものの、太い毛が多く生えている部位なので強い痛みを感じます。
その他のあごなどの部位は、鼻下や口下と比較するとそこまで痛みは強くありませんが、ボディのパーツと比較すると痛みを感じやすいことを頭に入れておきましょう。
肌・毛のタイプ別痛みのレベル
ヒゲ脱毛の肌・毛のタイプ別の痛みのレベルを表にまとめて説明します。
自分の肌質・毛質と合わせてチェックしてください。
肌・毛のタイプ | 痛みのレベル |
---|---|
色黒・日焼け肌 | とても強い・火傷のリスクあり |
乾燥肌・敏感肌 | 強い・保湿ケアが必須 |
毛が濃い・太い | とても強い・麻酔や冷却で対応 |
ヒゲ脱毛で特に強く痛みを感じやすい肌タイプは色黒肌・日焼け肌で、火傷のリスクもあるので店舗によっては施術を断られることがあります。
レーザーや光は黒いメラニンに反応するので、毛のタイプでは濃く太いヒゲも強い痛み・熱を感じやすいです。
乾燥肌・敏感肌の人も脱毛後に肌の炎症・トラブルを起こしやすいのでしっかりアフターケアを行う必要があります。
施術タイプ別痛みのレベル
ヒゲ脱毛の施術タイプ別(光脱毛、医療脱毛、ニードル脱毛など)の痛みのレベルを表にまとめて説明します。
施術タイプ | 痛みのレベル |
---|---|
光脱毛 | IPL:やや強い SHR:弱い |
医療脱毛 | 熱破壊式:強い 蓄熱式:やや強い |
ニードル脱毛 | とても強い |
光脱毛は医療脱毛・ニードル脱毛と比べると痛みが弱いですが、医療脱毛のように麻酔を使うことはできません。
医療脱毛の熱破壊式脱毛は痛みが強いですが、蓄熱式脱毛は痛みがだいぶおさえられます。
また、医療脱毛では麻酔を使用できるクリニックも多いです。
ニードル脱毛は、1本1本の毛根に電気針でダメージを与えて破壊するので痛みがかなり強く、時間がかかるのが特徴です。
実際にヒゲ脱毛をした人の「痛み」に関する口コミをチェックしてみよう
実際にヒゲ脱毛をした人の痛みに関する口コミを紹介するので参考にしてください。
光脱毛の痛みに関する口コミ
光脱毛でヒゲ脱毛をした人からは痛みは少しで鼻下だけは強いという感想があり、耐えられるレベルだという口コミが多いです。
一方で、痛いと言われている鼻下や口下は痛くなくてアゴなどが痛かったという人もいて個人差もあるようです。
いずれにしても、ヒゲが濃い部位の痛みが強いこと、やはり輪ゴムで弾かれるような痛みであることがわかりました。
医療レーザーの痛みに関する口コミ
医療レーザー脱毛でヒゲ脱毛をした人からも、やはり鼻下がもっとも痛みが強いという口コミがあります。
ただ個人差もあり、あご上・あご下が非常に痛いという体験談もあります。
光脱毛と比較すると痛みがほとんどないということはなく、医療レーザー脱毛ではそれなりに強い痛みを感じる人が多いということがわかります。
ヒゲ脱毛が痛い理由
ヒゲ脱毛はメンズ脱毛の中でも特に痛いと言われていますが、その理由について詳しく説明します。
顔に濃くて太い毛が多いため
全身のムダ毛の中でも、顔に生えている毛は特に濃くて太い毛が密集しています。
脱毛で照射する光やレーザーは黒いメラニン色素に反応するため、毛が濃い部位は特に熱や痛みを感じやすくなります。
ヒゲ脱毛の痛みが特に強いのは、光脱毛・医療脱毛の仕組み上仕方のないことなのです。
メンズ脱毛でヒゲ以外に痛みが強い部位には、ワキやVIOなどが挙げられますが、やはり濃く太い毛が生えている部位は脱毛で感じる負担も大きくなります。
顔の皮膚が薄いため
顔はボディに比べて皮膚が薄いという特徴があります。
皮膚というのは表皮・真皮・皮下組織の3層からできていますが、痛みを感じるのは真皮の部分です。
顔は表皮が薄いため真皮に痛みが届きやすく、ヒゲ脱毛を行う際に体よりも敏感に痛みを感じてしまうのです。
顔の中でも特に皮膚が薄い鼻下は、ヒゲ脱毛の中でもっとも痛みを感じる人が多い部位となっています。
顔に多くの神経が通っているため
顔は皮膚が薄いだけではなく、多くの神経が集中している部位でもあります。
鼻下・あご・ほほといったちょうどヒゲが多く生えている部分には、三叉神経という顔の感覚を司る神経が通っています。
この神経は外部から刺激を受けるとその感覚を直接脳に伝達するはたらきがあります。
そのため、脱毛による痛みや熱もボディに比べると敏感に感じやすく、特に鼻下やあごは痛みが強いと言われている理由なのです。
ヒゲ脱毛で痛みが出やすい人の特徴
元々ヒゲ脱毛はメンズ脱毛の中で特に痛みを強く感じやすいことで知られていますが、口コミや体験談を見ると痛みの感じ方には個人差があることがわかります。
ヒゲ脱毛をこれから初めてする人は、「自分は痛みが強くならないか心配だ」と感じている人も多いでしょう。
ヒゲ脱毛で特に痛みが出やすい人には、下記の特徴があります。
- ヒゲが濃くて太い
- 色黒肌や日焼け肌である
- 乾燥肌または敏感肌である
- 普段から痛みに弱い
- 緊張しやすくリラックスして施術を受けられない
ヒゲ脱毛では、基本的に黒いメラニン色素に反応する機器を使用するため、毛質で言うとヒゲが薄い人よりも濃くて太い人ほど照射時に痛みや熱に反応しやすくなります。
また光やレーザーは黒いものに反応するため、毛だけではなく肌が黒い場合にも過剰に反応するリスクがあります。
肌が元から黒い人や日焼けをしている人は、脱毛をすることにより痛みが強いだけではなく、火傷をしてしまうリスクがあるので、事前に施術可能かを医師やスタッフに判断してもらう必要があります。
そして、脱毛は肌にダメージを与えるので、元々乾燥肌・敏感肌などで肌が弱い人は痛みや炎症が起こりやすいので注意が必要です。
脱毛前後の保湿ケアもしっかり行うようにしましょう。
そもそも、痛みに強い人・弱い人がいるので同じレベルの痛みでも耐えられる人と耐えられない人がいます。
日頃から痛みに弱い人は、ヒゲ脱毛でも痛みを強く感じる可能性が高いです。
また、痛みの感じ方には精神面も影響します。
施術を受ける際に緊張してしまい体がこわばってしまうと、痛みにも敏感に反応しやすくなります。
ヒゲ脱毛時の痛みを抑える6つのコツ
ヒゲ脱毛を行う際に痛みをできるだけ抑えるために有効な6つのコツをアドバイスします。
保湿をして乾燥しないようにする
乾燥した状態の肌は外部からの刺激に弱く非常にデリケートな状態になっています。
男性は女性と比べて日常的にまめにスキンケアを行っていない人も少なくありません。
これまで自己処理でヒゲを剃っていたりして肌荒れをしている人もいるでしょう。
そのようなうるおいが不十分な状態で脱毛をすると赤みや炎症を起こしやすくなります。
脱毛前後にはローションやジェルなどでの保湿ケアが必須ですが、元々乾燥肌の人は特に十分なお手入れを心がけるようにしてください。
施術前に日焼けをしないようにする
脱毛期間中に日焼けをするのは厳禁です。
光やレーザーは黒い色素に反応するので、肌が黒い状態で照射をすると、本来脱毛する毛だけではなく肌にも反応します。
十分な脱毛効果が得られないだけではなく、強い痛みを感じたり火傷をするリスクが高まります。
日焼け肌は施術不可となる店舗もあります。
また、日焼け後の肌はとても乾燥した状態になるので、脱毛による痛みや炎症を起こしやすくなります。
施術前には日焼けをしないように、日焼け止めを塗る・帽子や日傘を使う・肌を露出しない・長時間屋外で過ごさないなど万全なUV対策をしましょう。
施術前後に運動や入浴は控える
店舗からも、施術前後の運動や入浴は控えるように注意があるはずです。
なぜなら全身の血行がよくなり体温も上がるので、脱毛による痛みや火照り、痒みを感じやすくなるからです。
そして、汗をたくさんかくことで毛穴に雑菌が入りやすくなりトラブルの原因となります。
汗をたくさんかくとその分シャワーや入浴もしなければならなくなります。
それによってまた体温が上がり、痛みやかゆみを感じやすくなるという悪循環となってしまいます。
施術の前日はお酒を控える
脱毛施術の前日は飲酒も控えるように指示されます。
飲酒も運動や入浴と同様に血行を促進してしまうため体温が上がり、脱毛による痛みやかゆみを起こしやすくなります。
さらにそれだけではなく、飲酒をすると離乳作用によってトイレに行く頻度が増えます。
体内の水分が減ることで肌も乾燥しやすくなります。
乾燥した肌で脱毛施術を受けると痛みを感じやすくなります。
血行を促進しすぎる・肌の乾燥につながる飲酒は、脱毛前には避けるようにしてください。
蓄熱式レーザーを使用しているクリニックを選ぶ
医療脱毛は光脱毛と比べて効果が高い反面、痛みが強いというデメリットがあります。
ただし、医療脱毛には熱破壊式・蓄熱式の2種類のレーザーがあります。
熱破壊式脱毛は毛根にダメージを与えるため痛みや肌への負担が大きいのですが、蓄熱式脱毛は肌の浅い部分にある発毛を促す組織(バルジ領域)にはたらきかける仕組みのため、熱破壊式脱毛に比べて痛みがかなり少ないという特徴があります。
熱破壊式脱毛しか行っていないというクリニックもありますが、探せば蓄熱式脱毛を行っているクリニックもあるので、できるだけ痛みが少ない医療脱毛を希望するなら蓄熱式脱毛ができるかを確認してください。
医療脱毛時は麻酔を使用する
クリニックで行われている医療脱毛は、光脱毛と比較して痛みが強いという難点がありますが、麻酔で痛みをおさえることができるクリニックが多いです。
逆に、サロンの光脱毛では麻酔を使用することができません。
脱毛前に肌に麻酔クリーム塗布することで局所的に痛みをかんじにくくさせたり、笑気ガスを吸入することでリラックスした状態で施術を受ける方法があります。
麻酔は有料となるクリニックが多いですが、ヒゲ脱毛では無料で使用できるというクリニックもあります。
医療脱毛でヒゲ脱毛をする場合は麻酔を使用することも検討しておくと良いでしょう。
ヒゲ脱毛の痛みについてよくある質問
ヒゲ脱毛の痛みに関するよくある質問と回答を紹介するので、疑問や不安を解決してください。
- ヒゲ脱毛は何回目から痛くなくなりますか?
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ヒゲ脱毛は同じ部位を脱毛する場合、1回目よりも2回目の方が痛くないという人が多いです。
これは1回目の施術でヒゲが薄くなることが理由です。
それでは3回目はさらに痛くなくなるのかというと、3回目から出力を上げることもあるので、また痛みを強く感じることもあります。
同じ部位を同じ出力で照射するなら、回数を重ねて毛が薄くなるにつれて痛みは弱くなる傾向があります。
- 麻酔クリームを使ってヒゲ脱毛をすると痛みは軽減できますか?
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麻酔クリームは塗布した部位の感覚を麻痺させることができるので、ヒゲ脱毛による痛みを感じにくくさせることができます。
完全に痛みをゼロにできるというわけではなく、高出力のレーザーを照射した場合には刺激や痛みは感じる場合がありますが、麻酔なしで脱毛をするよりはかなり痛みを和らげることが可能です。
- ヒゲ脱毛で麻酔が効かない場合どうすればいいですか?
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ヒゲ脱毛には主に麻酔クリームと笑気麻酔を使用することができますが、どちらかが効かない場合はもう片方を使ってみるという方法があります。
全く効かないということはなくても、個人差により麻酔を使用しても痛みがあるという場合はあります。
ただ、麻酔クリームは狭い範囲、笑気麻酔は広範囲の脱毛をする時に向いていたり、体質によって使えない場合もあります。
もしどちらの麻酔も効かない・使えないという場合には、スタッフに相談して出力の調整をしてもらったり、冷却をしながら照射するなどの痛みを和らげる対策を行ってもらいましょう。
【結論】ヒゲ脱毛で痛いのが不安な方は痛みを和らげるコツを試してみよう!
ヒゲ脱毛の痛みとレベル・口コミ・ヒゲ脱毛が痛い理由・痛みが出やすい人の特徴・痛みを抑えるコツなどについて一通り説明しました。
ヒゲ脱毛は他の部位に比べて特に痛みが強いことで知られているので、痛いのが苦手で脱毛をためらっている人も多いでしょう。
しかし、痛みは脱毛する部位や脱毛方式、肌質や毛質によっても異なり、どのくらい痛いと感じるのかには個人差もあります。
この記事で紹介した痛みを和らげるコツを参考にすれば、ヒゲ脱毛の痛みに関する不安を解消することができるはずです。
自分に合ったクリニックやサロンを選び、痛みについては遠慮なくスタッフに相談するようにしてください。