ヒゲ脱毛前後にはさまざまな禁止されている行為があり、そのひとつに「運動」があります。
普段からスポーツや筋トレなどの運動を日常的に行っている人は、ヒゲ脱毛前後に運動が禁止されている理由をよく理解して避けなければなりません。
この記事では、ヒゲ脱毛前後の運動はどのくらい空けるべきか・ヒゲ脱毛後に運動をしてはいけない理由・運動や筋トレをしてしまったときの対処法・アフターケアのポイント・運動以外にしてはいけないこと、について徹底解説します。
ヒゲ脱毛後のトラブルやリスクを未然に防ぐためにもしっかり最後まで読んでおいてください。
ヒゲ脱毛前後の運動は何時間空けるといい?
ヒゲ脱毛の前後は運動を避けるという注意事項がありますが、具体的にどのくらい空ければ運動をしてもいいのかについて説明します。
ヒゲ脱毛後の運動は4日後を目安にできる
ヒゲ脱毛後に運動をしてはいけない理由は、運動をすることによって体温が上昇し、汗をかいてしまうからです。
ヒゲ脱毛をした後は肌の内部に熱がこもった状態です。
自分で感じている以上に火照った状態になっているため、運動によって体が温まると普段は生じない赤みやかゆみといった炎症につながるリスクがあります。
また、脱毛後は毛穴もデリケートな状態になっています。
汗をかくことで不衛生な状態になり、毛穴に細菌が入ることで感染を起こす可能性があります。
そして、頻繁にタオルで汗を拭き取ることで、脱毛後の過敏な肌が擦れて痛みを感じてしまいます。
ヒゲ脱毛後の肌トラブルを防ぐためには、運動を始めるのは4日後あたりからを目安としましょう。
激しい運動は1週間後を目安にできる
ヒゲ脱毛後の通常の運動は4日目あたりから再開することができますが、マラソンなどのスポーツや長時間のトレーニングといった激しい運動を始めるのは1週間後を目安としましょう。
また、元々敏感肌など肌が弱い人は激しい運動ではなくても脱毛後1週間程度は運動を控えた方が安心です。
普段肌が強い、トラブルがないという人でも、体調などその時のコンディションによっては1週間を過ぎてからでも運動による炎症が起こる可能性がゼロではありません。
もし、1週間を過ぎてからでもかゆみや炎症などを感じたら無理をせず運動は避けるようにしてください。
当日や前日も運動を控えた方がいい
運動を控えなければならないのは、ヒゲ脱毛の後だけではありません。
ヒゲ脱毛の施術を受ける当日・前日も運動を控えるように注意事項に記載している店舗は多いです。
ヒゲ脱毛をする当日や前日に運動をすることで、疲労が溜まった状態で施術を受けなければならないことがあります。
脱毛は肌にダメージを与えるので、コンディションが良くない状態で施術を受けると、普段よりも強い痛みを感じたり肌トラブルが起こりやすくなることがあります。
運動をした後は体が温まっていて、脱毛によりさらに肌に熱がこもると放出することができなくなってしまいます。
その結果、肌の火照りやかゆみなどといった炎症を起こしやすくなるのです。
ヒゲ脱毛後に運動をしてはいけない理由
ヒゲ脱毛をした後に運動をしてはいけないとされる理由、どのようなリスクがあるかについて詳しく説明します。
かゆみが出てしまうため
ヒゲ脱毛では、光やレーザーなどを照射することで肌の内部に熱がこもりやすい状態になります。
店舗では冷却やアフターケアをしてくれるので肌の表面は鎮静されているように感じますが、内部の熱は放出されにくいのです。
運動をすることによって全身の血行がよくなり体が温まると、特に脱毛した部分にかゆみを感じやすくなってしまいます。
かゆみの有無や程度には個人差もありますが、人によってはかなり辛く感じたり、つい脱毛した部分を掻いてしまい肌トラブルの原因になることもあるので、脱毛後に体がさらに温まるような運動は避けなければなりません。
毛穴に細菌が繁殖してしまうため
ヒゲ脱毛では、毛根や肌の内部がダメージを受けた状態にあります。
脱毛後に運動をすることによって問題になるのは、新陳代謝を良くしすぎてしまうことと脱毛した部位に汗をかいてしまうことです。
これらのことで、脱毛後のデリケートな毛穴に雑菌が入り毛嚢炎などのトラブルを起こす恐れがあります。
脱毛後の肌は衛生的に保つ必要がありますが、かといって汗をかいたからと入浴をしたりこまめに汗を拭き取ることも過敏な状態の肌にとってはよくありません。
ヒゲ脱毛をした後にはとにかく汗をかかないように気をつける必要があります。
脱毛効果が薄れてしまう可能性があるため
ヒゲ脱毛をした後に運動をすることで、デリケートな肌が炎症を起こしたり、毛穴に汗が入り込んで細菌が繁殖する原因になりやすいという問題がありますが、そのような肌トラブルは脱毛効果を低くしてしまうことにもつながります。
脱毛後に保湿などのアフターケアが十分ではなかったり、運動をすることによりトラブルを起こした肌は硬くなってしまい、毛が抜けにくい状態になります。
そのため、せっかくサロンやクリニックでヒゲ脱毛をしても、本来の効果が現れにくく毛嚢炎などのトラブルも起こりやすくなります。
光脱毛や医療レーザー脱毛の施術を受けた後には、その効果を最大限に高めるためにも、肌状態を悪くするような運動を避ける必要があります。
ヒゲ脱毛前後に運動・筋トレをしてしまったときの対処法
ヒゲ脱毛前後には運動を避けなければならないということが基本ですが、習慣ややむを得ない事情で運動・筋トレをしてしまったときの対処法をアドバイスします。
十分に肌を冷やす
ヒゲ脱毛前後の運動には、肌の内側に熱がこもりやすく火照りやかゆみが生じやすいという問題があります。
そのため、もし運動をしてしまったらすぐに濡れタオル、保冷剤などを当ててクールダウンさせるようにしてください。
肌を十分に冷やすことができれば、炎症が起こるリスクを最小限に防ぐことができます。
とはいえ、急激に肌を冷やそうとして脱毛した部位に氷を直接当てることは避けましょう。
低温になりすぎると肌のバリア機能に悪影響をもたらし、逆にトラブルを起こしやすくなります。
元から敏感肌など肌が弱い人は特に注意が必要です。
しっかり保湿や水分補給をする
運動をすると体温が上昇し汗をかくため、体内から水分が奪われてしまいます。
肌の水分量が足りなくなると乾燥した状態になりヒゲ脱毛によるトラブルを起こしやすくなります。
また、脱毛後に運動をして肌が乾燥すると毛が抜けにくくなり施術の効果が低下してしまいます、
ヒゲ脱毛の前後に運動をしてしまった場合は、肌をローションなどでしっかり保湿して乾燥を防ぎましょう。
また、飲み物を飲むなどして体の内側からも十分に水分補給をするようにしてください。
クリニックで処方された薬を塗布する
クリニックでは、脱毛前後にも使用できる肌トラブル用の薬が処方されることがあります。
ヒゲ脱毛前後に運動をしてしまった場合には、むやみに自己判断でケアをするとかえって肌状態を悪化させてしまうこともあります。
特に敏感肌などで不安がある場合は、まずはクリニックで処方された薬を使用して様子を見てみると良いでしょう。
不安な場合はサロンやクリニックに相談をする
もし脱毛前後に運動をしてしまった、肌に炎症が起こったという場合には、施術を受けているサロンやクリニックに電話をするなどして相談すると安心です。
適切な対処法を教えてくれるので悪化させることを防ぐことができ、クリニックであれば次回の予約日前でも診察をしてもらえる可能性があります。
速やかに診察・治療を受けることで肌トラブルを最小限におさえて早く治すことも期待できます。
営業時間内であれば電話で対応してもらうことが可能ですし、定休日や営業時間外の場合はメールやLINEでの問い合わせを受付している店舗もあります。
ヒゲ脱毛後の運動におけるアフターケアの3つのポイント
ヒゲ脱毛の後に運動をしてしまった場合にどのようなアフターケアをすればいいのか、3つのポイントをアドバイスします。
運動後にすぐシャワーを浴びる
ヒゲ脱毛後に運動をしてしまったら、まずは速やかにシャワーを浴びて汗を洗い流すようにしてください。
運動をして汗をかくことで、毛穴に雑菌が入り込んでトラブルを起こす可能性があるので、まずは汗をすぐに洗い流すことができればリスクを減らすことができます。
ただし、リフレッシュしたいからといって湯船につかることは避けてください。
血行が良くなり体温が高くなることで、脱毛後の肌は炎症を起こしやすくなります。
汗を洗い流すことが目的なので、シャワーを使用するようにしてください。
保湿をする
運動をすることで熱くなったり汗をかいて水分が奪われると、ただでさえ乾燥した状態の脱毛後の肌はトラブルを起こしやすくなります。
十分に保湿が行われないと、肌が乾燥して硬くなり脱毛効果が低下してしまいます。
運動をした後にはまずはシャワーで汗を洗い流して衛生的な状態にして、それからローションなどでしっかり保湿ケアを行いましょう。
あらかじめ脱毛後に自宅で行う保湿ケアの正しいやり方を店舗で聞いておくと安心です。
日焼け対策をする
ヒゲ脱毛後には乾燥を防ぐための保湿ケアだけではなく、日焼けを防ぐためのUVケアも必須です。
特に屋外で運動をする場合には日焼け止めをしっかり塗ったり、帽子をかぶるなどの対策が必要ですが、できるだけ紫外線を浴びないよう長時間陽の当たる場所で過ごさないようにすることが大切です。
脱毛後の肌の内部はただでさえ熱がこもっているので、日焼けをすることでますます火照りや炎症を起こすことにつながります。
また、日焼けをした状態で脱毛をすることは非常にリスクが大きいので、次回の施術を断られる可能性があります。
運動以外にヒゲ脱毛後にしてはいけないこと
運動以外にもヒゲ脱毛後にしてはいけないことが実はいろいろとあります。
トラブルやリスクを減らすためにもしっかりと確認しておきましょう。
長時間の入浴やサウナ
ヒゲ脱毛後には、運動と同じように血行をよくして汗をかいてしまう長時間の入浴やサウナはNGです。
確かに入浴やサウナはリフレッシュ効果もあり新陳代謝を良くするため肌に良さそうと思われがちですが、ヒゲ脱毛後の肌にはむしろリスクが大きいのです。
入浴やサウナの後の肌は水分が奪われて乾燥した状態なので、普段は何も問題がなくても脱毛後のデリケートな状態にある肌はトラブルを起こしやすくなります。
もちろん、肌を衛生的に保つことは大切なのでシャワーで体を洗うことはOKです。
脱毛直後は入浴やサウナではなく、短時間のシャワーで済ませるようにしてください。
飲酒
サロンやクリニックの注意事項には、脱毛前後の飲酒もしないようにという記載があります。
飲酒も運動と同様に全身の血行を良くしてしまい、肌の火照りの原因となります。
ヒゲ脱毛後に熱がこもった肌が、飲酒によってさらに熱くなることでかゆみを感じたり、炎症を起こす可能性があります。
また、飲酒をすることでトイレが近くなる人は多いはずです。
体内から水分が奪われることで脱水状態になりやすく、肌も乾燥してしまうので脱毛後の肌がトラブルを起こしやすくなります。
このようなリスクがあることから、脱毛後に飲酒をすることは禁止されているのです。
毛抜き
ヒゲ脱毛をしたからといってすぐにヒゲが生えてこなくなるというわけではないので、脱毛後に残っているヒゲをついつい毛抜きで抜いてしまいたくなることがあるかもしれません。
しかし、脱毛後の肌は非常にデリケートで、毛抜きでの処理は目には見えなくても肌に傷をつけてしまうことが多いです。
傷から細菌が感染したり、毛嚢炎の原因になったりもします。
このような肌トラブルが起こると脱毛効果が十分に得られないだけではなく、次回の施術時にもリスクがあるということで断られてしまうことがあります。
どうしても処理しなければならない場合には、できるだけ脱毛後から日をあけて、毛抜きではなく電気シェーバーで処理するようにしてください。
【結論】ヒゲ脱毛後は適切なケアをした上で激しい運動は避けよう!
ヒゲ脱毛前後の運動はどのくらい空けるべきか・ヒゲ脱毛後に運動をしてはいけない理由・運動や筋トレをしてしまったときの対処法・アフターケアのポイント・運動以外にしてはいけないこと、について一通り解説しました。
ヒゲ脱毛前後の運動が禁止されている理由は、さまざまな肌トラブルやリスクの原因となり治療が必要になったり、ヒゲ脱毛の効果を低下させたりその後の施術にも悪影響があるからです。
脱毛後の運動を避けることが、安全で理想的なヒゲ脱毛の実現につながります。
また、ヒゲ脱毛前後には他にも禁止されていることが多いので、店舗のスタッフの指示に従い不明な点はしっかりと確認をしておきましょう。
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