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目次
レーザー脱毛は2、3ヶ月ごとに照射するのが最も効果的です。
毛は皮膚から出ている毛幹と皮膚の中に隠れている毛根に分かれています。
毛根の一番下には毛球があり、毛球の底部には毛乳頭があります。
毛乳頭を取り囲むように存在しているのが毛母細胞です。
毛母細胞が増殖、分化を繰り返して毛を作ります。
毛の黒い色素、メラニンは毛球の中にあるメラノサイトから発生し、毛母細胞に受け渡されます。
毛包の上部には立毛筋が付着しているバルジ領域と呼ばれる場所があります。
立毛筋とは毛を立たせるための筋肉です。
バルジ領域には2種類の幹細胞が存在します。
毛包幹細胞と色素幹細胞です。
毛母細胞と毛包幹細胞、色素幹細胞が毛の発生の元と考えられています。
毛は成長期、退行期、休止期を繰り返しています。
成長期とは毛球部で毛が作られている状態で、毛母細胞が分裂を繰り返し、毛が成長している期間です。
毛母細胞の分裂が急激に衰えてくるのが退行期です。
休止期には細胞分裂が止まり毛の成長がストップします。
その後また成長期が来た時に古い毛が抜けていきます。
つまり生えては抜け、生えては抜けを繰り返しているのです。
これが毛周期です。
毛周期は生えている部位によって変わります。また個人差も大きいです。
参照:http://www.laface.biz/file/55/datumoudokuhon.pdf
レーザー脱毛機にはメラニンによく反応する波長のレーザーが使われます。
上記の表はメラニン、水、酸化ヘモグロビンに対するレーザーの吸収率を表しています。
水は体の成分の60%を占め、酸化ヘモグロビンは赤血球の中にある物質です。
火傷を避けるために、メラニン(毛)には反応するけど、水(毛以外の皮膚)や酸化ヘモグロビン(血液)には反応しない波長が脱毛には理想となります。
そう言う訳でレーザー脱毛ではアレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーがよく使われます。
レーザーを照射すると毛根のメラニンにエネルギーが吸収され、その熱で毛根周囲の毛母細胞、バルジ領域の幹細胞を変性させます。
毛母細胞や幹細胞が変性してしまうと、その毛は生え変わることができません。
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毛のメラニンの量は成長期に最も多く、休止期に最も少なくなります。
ですので成長期の毛が一番脱毛効果が高くなります。
成長期の毛は全体の20〜30%程度で、レーザー脱毛1回照射時の減毛率20〜30%と一致します。
休止期だった毛が生えて来て成長期になってから次の照射を行うために2〜3ヶ月間をあける必要があります。
短い間隔で照射しても意味がないのはそういう理由です。
レーザー脱毛はメラニンの多い成長期の毛に対して最も脱毛効果が高くなります。
その次の照射は退行期または休止期の毛が成長期になるまで待ってから行わないと脱毛効率が悪くなってしまうんです。