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についてご紹介していきます。
目次
クリニックのレーザー脱毛では、ムダ毛の黒い色に反応するレーザーを使用して、その熱エネルギーによってムダ毛を作る細胞を破壊しています。
熱を活用した施術なので、さまざまな条件が重なることで火傷に発展する可能性があります。
湿潤療法とは
火傷をしてしまった場合、気になるのが自分の火傷の程度と治るまでの期間ではないでしょうか。
火傷は浅いほど治りやすく、深いほど治るのに時間がかかります。
火傷の深さ | 火傷の程度 | 症状 | 治るまで の期間 |
---|---|---|---|
表皮 (0.1~0.2mm) |
Ⅰ度熱傷 | ・肌への赤み ・ヒリヒリとした痛み |
・数日以内に治る ・痕が残る心配はない |
真皮 (1~4mm) |
浅達性 Ⅱ度熱傷 |
・水ぶくれあり ・強い痛み ・水ぶくれの底部分が 赤色 |
・2~3週間程度で治る 治る ・痕が残ることはまれ |
深達性 Ⅱ度熱傷 |
・水ぶくれあり ・強い痛み ・水ぶくれの底部分が 白色 |
・4~5週間程度で治る ・痕が残る可能性あり |
|
皮下組織 (2~9mm) |
Ⅲ度熱傷 | ・肌表面が白い ・神経が焼けてしまう ため痛みも感じない |
そのまま治ることはなく 植皮が必要 |
国家資格を持つ医師や看護師が行うクリニックの医療脱毛。安全なイメージがありますが、実は施術後の火傷は皆無ではありません。
また出力が弱く火傷のリスクが低いイメージの脱毛サロンでも、施術後の火傷の事例が多数報告されています。
ここでは2017年5月に報告された独立行政法人国民生活センターによる「無くならない脱毛施術による危害」に関する報道発表資料から、実際にクリニックの医療脱毛でどの程度の火傷の例が報告されているのかご紹介してきましょう。
参照:国民生活センター
上記の国民生活センターによる資料によると、2012年から2016年にかけて5年間に受けた脱毛による肌トラブル事例は964件で、そのうち脱毛サロンが680件(70.5%)、クリニックが284件(29.4%)でした。
資料からは安全というイメージのあるクリニックでも肌トラブルが起こっており、かつ出力が弱くて安全なはずの脱毛サロンではクリニックの2倍以上の肌トラブル事例が相談されていることがわかります。
参照:国民生活センター
クリニックで報告された肌トラブル事例284件のうち痛みや腫れ、炎症などやけどの相談事例は134件で、肌トラブル事例全体の47.2%を占めています。
医療脱毛がレーザーによる熱を利用する施術ということからもわかるように、クリニックの医療脱毛による肌トラブルのリスクのうち火傷は決して低くは無いということが読み取れます。
実際にクリニックの医療脱毛で火傷を負った人は、火傷を治すのにどのくらいの期間が必要だったのでしょうか?
参照:国民生活センター
国民生活センターによる報告によると、治療を受けた事例のうち43..4%が治療1ヶ月以内だと答えており、その中でも、2週間以内のケースは軽い火傷であったことが読み取れます。
一方、1ヶ月以上必要だった事例は43件(23.6%)報告されており、この火傷は表皮だけでなく真皮にまで及んでいた可能性があります。
医者にかからなかった60件(33%)の場合の火傷の程度はわかりませんが、症状が軽いので受診しなかった場合と、症状がある程度重いのに受診しなかった場合が考えられます。
施術4回であまり脱毛効果をあまり実感できなかったため、最後の施術でそのことを伝えたところ、レーザーの出力を上げての照射となった。
帰宅後から肌がひりひりして、2~3日後にやけどのように腫れてしまった。
コースの2~3回目に毛が硬毛化(細い産毛がかえって太くて黒い毛になること)してしまったので、次からレーザーの出力を上げて照射すると説明された。
硬毛化リスクについては事前に説明を受けていたものの、発症頻度は低いと聞いていたので、まさか自分が硬毛化するとは思わなかった。
半年に一度の硬毛化治療の後、肌が赤くただれてやけどのようになった。
皮膚科でヒゲ脱毛の施術を受けていたが、5回目の施術後ほほの赤みが目立つようになり、レーザーを照射した部分が丸くやけどのような状態になってしまった。
施術を受けたクリニックに相談すると、「脱毛機の調子が悪かったようだ。時間はかかるものの痕が絶対残らない」と説明された。
近所の皮膚科でひざ下脱毛をしたところ、脚がやけどのようになった。
ただし、4日目には腫れがひいたため、後日2回目の施術を受けることに。
しかし、施術後同じように赤くなって蕁麻疹がでてしまった。
またレーザーの痕が残ってスカートがはけない状態になってしまった。
クリニックの施術は、国家資格を持ち人体に対して専門知識のある医師や看護師が担当します。
にもかかわらず、火傷を0にできないのはなぜなのでしょうか?
クリニックの医療脱毛は、毛に含まれるメラニン色素(黒い色)に反応するレーザーを肌に照射し、発生した熱エネルギーによって毛を作っている細胞(毛乳頭やバルジ領域など)を破壊する施術です。
※毛乳頭:ムダ毛の一番奥にあり、毛細血管から酸素や栄養素を受け取って毛を成長させる組織。
毛乳頭周囲には毛母細胞があり、毛母細胞が変性させられると毛が生えてこなくなる。
※バルジ領域:ムダ毛の元となる幹細胞を作り出す組織で、幹細胞が作られなければそもそも毛が生えることもなくなる。
言い換えれば、毛乳頭やバルジ領域に火傷を意図的に負わせる施術であり、医療脱毛にはそもそも火傷のリスクがあると言えます。
それでも問題が起こらないのは、レーザーの熱をムダ毛そのものと毛乳頭や毛包(バルジ領域を含む)に集中させ、周囲の肌には最低限の影響しか及ぼさないから。
※毛包:ムダ毛のうち毛穴の奥にかくれた毛を包んでいる組織のこと。
ムダ毛の元となる幹細胞を作り出すバルジ領域が存在する
破壊したい箇所にだけ熱エネルギーを集めることで、安全に脱毛の施術を行うことができるのです。
ところが、いくつかの悪条件が重なりレーザーの熱が周囲のお肌に及んでしまったとき、火傷が発生することになります。
なぜレーザーの熱がお肌にまで及んでしまうのでしょうか?
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通常医療脱毛で使用されるレーザーは、毛のメラニン色素(黒い色)に反応する仕組みのため、基本的には毛以外の肌に反応することはありません。
しかし、日焼けすると肌にメラニン色素が増えてしまうため、レーザーが肌のメラニン色素に反応し火傷をするリスクが高まります。
いったいどの程度の日焼けなら施術が可能なのでしょうか?
クリニックの医療脱毛は、他の部位と色の区別がつかない日焼けであっても一ヶ月照射ができないと言われるほど日焼けは厳禁とされています(脱毛機の種類にもよります)。
つまり通勤などたった1~2時間程度の日焼けであっても、医療脱毛の火傷のリスクは十分に高まるのです。
このため「このくらいならわからないだろう…」という認識で、日焼けをしたまま安易に施術を受けると火傷につながる可能性があります。
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クリニックの無料カウンセリングでは、施術前後の保湿ケアについて詳しく説明を受けます。
これは肌の水分量によって火傷のリスクが変わってくるためです。
お肌の水分にはレーザーの熱を吸収する役割があり、潤ったお肌は火傷のリスクを下げることができます。
ところが乾燥して水分量が不足した肌のまま施術を受けると、レーザーの熱の影響で肌が高温になって火傷のリスクが高まってしまいます。
些細なことのようですが、日常生活の保湿ケアが医療脱毛の施術を安全に受けるために大きく影響しているのです。
日焼けやお肌の保湿は、自分の心がけ次第で解決することができます。
しかし、レーザー脱毛による火傷は、自分だけではどうしようもない場合もあるのです。
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医療脱毛は熱エネルギーを利用する施術のため、脱毛機にも火傷をしないための工夫が凝らされています。
主な機能は冷却機能で、レーザーを照射する直前に冷却ガスを肌に吹き付けて肌を-21℃まで冷却するタイプや、肌に接触するハンドピース部分に冷却装置がついているタイプが存在します。
これらの脱毛機では、肌表面を冷やしながらレーザー照射することで火傷のリスクを減らし、施術時の痛みを軽減することができるのです。
このように優れた技術が搭載された脱毛機ですが、そのメリットが生かせるのは脱毛機の機能が正常に働いたときだけ。
いつまでも古いタイプの脱毛機を使用しているクリニックの場合、脱毛機に不具合が生じていることがあります。
脱毛機のメンテナンスがしっかりとできていないと、施術時に冷却機能が強すぎて凍傷を起こしたり、必要以上にレーザーの出力が高まることで火傷につながります。
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クリニックのレーザー脱毛の施術では、肌の色や毛の太さ、毛の色、肌の水分量などさまざまな条件を複合的に判断して、適切な出力と照射時間を決めます。
熟練の施術者なら火傷が起こらないぎりぎりの出力で、脱毛効果を最大に引き出す施術をすることができます。
しかし、未熟な施術者の場合日焼けや肌の乾燥などのリスクに対して必要な判断ができず、出力を上げ過ぎて火傷を起こす可能性があります。
火傷は放置すると進行して痕が残る可能性があり、一刻も早く発見してすみやかに対処する必要があります。
クリニックの医療脱毛は高い出力でレーザーを照射するため、ほとんどの人に肌の赤みや点々としたむくみ、ヒリヒリ感といった症状があらわれます。
これらの症状は炎症性浮腫と呼び、医療脱毛では正常な反応とされています。ほとんどの場合は一日経過すれば症状が治まるので心配ありません。
炎症性浮腫であれば心配ありませんが、肌に強い痛みを感じる場合は要注意。
火傷は施術が終わって熱から離れた後も、火傷による炎症反応によってさらに深く進行している可能性があり注意が必要です。
この場合は、患部を冷やして熱をとりのぞき、火傷の進行を止める必要があります。
炎症性浮腫であっても、肌が乾燥しているなど肌状態があまり良くない場合、2~3日程度症状が続くことがあります。
クリニックに炎症止め軟膏を処方してもらった場合は、軟膏を肌に塗りながら肌の様子を見ることになります。
施術後の赤みが数日たっても引かずに水ぶくれができたら、火傷が真皮まで進行している証。
火傷が真皮にまで及ぶと、深さによっては痕が残る可能性があります。
レーザー照射後に、火傷とおなじように肌が赤くなり、ピリピリとしたい痛みやかゆみを感じる光線過敏症と呼ばれる症状があります。
火傷は早期に発見し適切な対処をすれば、火傷の進行を防いで早く回復させることができます。
できるだけ早くクリニックで治療を受ける必要がありますが、その前の処置も重要です。
火傷は施術最中に起こる場合もあり得ます。
普段の施術と比べてレーザーの痛みを強く感じたら、その場で看護師に伝えましょう。
施術最中の患者の反応もまた看護師にとっては脱毛機の出力や照射時間を判断する材料のひとつ。
強い痛みを感じているのにも関わらず黙ったままでいると、看護師はその出力が正しいと信じてそのまま施術をすすめてしまいます。
熟練の施術者であれば患者のどんな小さな反応も見逃しませんが、未熟な施術者の場合施術をすすめることに集中しすぎて、火傷のサインを見逃してしまう可能性があります。
クリニックの中には、痛覚が鈍ることで火傷のリスクが高まるとの判断から麻酔を使用しないところもあるくらいです。
普段とは違う強い痛みを感じたら、その場で伝えて出力を調整してもらいましょう。
肌の赤みやピリピリ感、むくみなど炎症性浮腫の状態であれば、それは医療脱毛の正常な反応のひとつ。
特別な対処は必要ありません。
しかし、照射部位に強い痛みを感じたら、火傷がさらに奥にまで進行している可能性があります。
火傷はその炎症反応によって深く進行していくため、流水でしっかりと冷やして炎症を抑制しましょう。
患部に刺激を与えないためには、患部よりも少し上の部分から水を流すと効果的です。
冷やしすぎはよくありませんが、肌に熱を感じなくなるまで20分程度冷やしましょう。
火傷を負った肌は、今新たな肌を作りだしている最中であるため非常に刺激に敏感になっています。
この状態で紫外線を浴びると、紫外線による炎症反応で火傷が悪化するリスクがあります。
火傷をしている部位に日焼け止めを直接塗布することは好ましくないため、洋服やガーゼなどで紫外線に触れないように注意しましょう。
火傷の深さが表皮のような浅いレベルであれば、特に薬を塗らなくても自然に治癒します。
ただし、たとえ軽い火傷でも炎症が起こっている以上薬があった方が安心ですね。
施術後のアフターケアがしっかりしているクリニックなら、施術後に炎症止め軟膏を処方してくれます。
この軟膏はやけどの赤みや痛み、ほてりなど様々な症状に働きかけ、症状を和らげてくれます。
火傷をした肌は細菌やウイルスに対する免疫機能が損なわれているため、軟膏による殺菌効果も期待できます。
軟膏がある場合は、2~3日軟膏を塗りながら肌の様子を見ましょう。
数日で痕が残ることも無く治ります。
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施術後火傷が2~3日で治れば何の問題もないのですが、さらに悪化して水ぶくれができたら別の対処法を実践する必要があります。
ここまで火傷を負ってしまった場合の対処法についてご紹介してきました。
しかし、火傷を負う前に予防するのが理想的です。
ここからは火傷を未然に防ぐために必要なことについてご紹介していきます。
クリニックの中には、施術前に当日の肌の状況や体調についてヒアリングが行われるところがあります。
主な内容は日焼けの有無やステロイドの使用など、医療脱毛のリスクに関係する内容となっています。
クリニックではこのヒアリングと医師や看護師による肌の問診のダブルチェックによって、火傷のリスクを防いでいるのです。
逆にこのダブルチェックを行わないクリニックの場合、チェック機能が働かない分火傷のリスクが高まると言えるでしょう。
カウンセリングで問診票に記載する既往歴やアレルギー、服用している薬内容はすべて医療脱毛の安全性を確認するものです。
その人が医療脱毛を安全に受けられるかどうかについては、単に肌を診断するだけでは不十分で、問診表に記載された内容と照らし合わせて複合的に判断する必要があります。
問診票と肌の診断のあと、必要な場合にはテスト照射によってレーザーと肌への反応を確かめることもあります。
このような理由から、自分の体質や既往歴、アレルギーなど体に関することはすべてクリニックに伝える必要があるのです。
熟練の看護師であれば、患者の小さな反応も察知しながら出力を調整して施術をしてくれます。
しかし、残念ながらどの看護師でも必ず自分の反応に気づいてくれるわけではありません。
施術最中に通常では感じない痛みを感じたら、我慢することなくその場ではっきりと看護師に伝えましょう。
出力が強すぎた場合は、出力を下げることで火傷のリスクを下げることができます。
医療脱毛における火傷はクリニック側に問題がある場合もありますが、実は患者側の日常生活が火傷のリスクを高めていることがあります。
実は国民生活センターが実施したインターネットアンケート調査でも、脱毛によって火傷を受けた人のうち7割以上は脱毛に関するリスクの説明を受けていないということがわかっています。
医療脱毛におけるリスクを十分に理解していなければ、知らず知らずのうちに火傷のリスクを高めていることになり、火傷を完全に防ぐことはできません。
レーザーの施術が安全に受けられるように肌の健康状態を整えることは、患者だけでも実践できる内容です。
クリニックで医療脱毛のコースを契約すると、施術説明書や同意書などの書類に医療脱毛に関する注意事項が多く記載されています。
この注意事項の一つが火傷であり、火傷を防ぐために日常生活で実践して欲しいことが記載されています。
クリニックから必ず指導を受けるのが施術前後の日焼け対策。
クリニックからの書類には「日焼けをすることで火傷をするリスクが高まる」とはっきり明記されています。
つまり、クリニックのレーザー脱毛をするなら日焼け対策は必須条件なのです。
なぜこれほどまでに日焼けを注意しなければいけないのでしょうか?
実は太陽から降り注ぐ紫外線は、想像以上に肌にさまざまな悪影響を及ぼしています。
紫外線と一口に言っても紫外線には3種類ありそれぞれ肌に及ぼす影響が異なります。
忘れてはならないのは、たとえ日差しが少ない冬であっても、紫外線は十分に地上に降り注いでいるということ。
また、紫外線は晴れた日だけでなく曇りや雨の日でも雲を突き抜けて地上に降り注ぐため、天気関係無く紫外線対策が必要です。
※薄い曇りの日なら80~90%程度、曇りの日なら60%、雨でも30%の紫外線が降り注ぐ。
地球に降り注ぐ紫外線の95.0%はUV-A。
波長が長いので肌の表皮層を通り抜け真皮層にまで作用する。
3月から増加し6~8月でピークへ。
冬の1月でもピーク時の半分の量が降り注ぐ。
真皮にあるコラーゲン繊維を変質させ、シワ、たるみの原因に。
波長が短く95.0%は雲やオゾン層にカットされるものの5%が地表に到達し肌に影響を与える
3月から増加し6~8月でピークへ。
冬の1月でもピーク時の5分の1程度降り注ぐ。
表皮を通過してDNAに傷を与え肌に炎症反応(赤みや水ぶくれ)を引き起こす。
波長が短くオゾン層にカットされて地表に届かない。
シミの原因として忌み嫌われるメラニン色素ですが、実はメラニン色素は上記でご紹介した紫外線の悪影響からお肌を守るために作り出されています。
メラニン色素はお肌の一番浅い表皮の部分で作り出され、黒い色で紫外線を吸収することで紫外線が肌に進行するのを防いでいるのです。
紫外線はそのままでは肌を通過してしまうため、メラニン色素に活躍してもらう前に日焼け止めによって紫外線をブロックしてしまうのが効果的です。
日焼け止めで肌を保護してしまえば、メラニン色素が増える心配はありません。
日掛け止めには紫外線を拡散するタイプと吸収するタイプがあり、紫外線を吸収するタイプの方がより効果が高くなります(SPF50は紫外線を吸収するタイプ)。
ただし紫外線を吸収するタイプは化学反応によって紫外線を熱エネルギーに変えるため、熱によって肌が乾燥しやすくなり肌に負担がかかるというデメリットも。
敏感肌の方や日常使い程度の使用であれば、やや効果は下がりますが肌に優しい紫外線を拡散するタイプの日焼け止めがおすすめです。
日焼け止めの表示の意味 | ||
SPF | 紫外線B波を防ぐ指数 SPF1:紫外線B波による お肌の炎症を20分遅らせる ことができる |
例)SPF10:20分×10=200分 (3時間以上お肌の炎症を遅らせる) 例)SPF50:20分×50=1,000分 (16時間以上お肌の炎症を遅らせる) |
PA | 紫外線A波を防ぐ指数 PA+:紫外線A波による 影響を2~4倍遅らせる |
例)PA++:紫外線A波による影響を 4~8倍遅らせる ※最大でPA++++まで存在する |
※注意点:表示は、肌1㎠あたり日焼け止め2mg(500円玉くらいの大きさ)を塗布した場合の時間の目安。
※塗布する分量が少ないと、その分紫外線を防ぐ効果も下がってしまう。予想以上に日焼け止めの分量が必要なことに注意。
※汗や手で触れるなどの摩擦によって日焼け止めが流れ落ちることを見越すと、たとえSPFの高い日焼け止めでも2~3時間程度の間隔で塗りなおすのがおすすめ
※SPFの表示の高い日焼け止めに紫外線を吸収するタイプが多く、表示が低い日焼け止めは紫外線を拡散するタイプになる。
日焼け止めは塗るだけで紫外線を防ぐことができる便利なアイテムですが、数時間ごとに塗りなおすなど手間もかかります。
範囲が広いほど塗るのも大変でなので、部分的に長袖やアームカバーを活用するのもおすすめ。
サングラスや日傘などさまざまなアイテムを駆使して、脱毛期間を乗り切りましょう。
クリニックで必ず指導されるのが、施術前後の保湿対策です。
保湿するアイテムに高級な化粧品は必要ありませんが、家にある化粧水や乳液、クリームで良いので毎日しっかりと保湿し乾燥肌を予防しましょう。
施術前は火傷を防ぐ目的で保湿しますが、施術後の肌はレーザーの熱による肌の乾燥を予防する目的で保湿します。
潤ったお肌はレーザーの浸透率を高めるだけでなく、施術の痛みを軽くするメリットも。
保湿はいいことづくめなので脱毛をはじめたら、毎日徹底して保湿ケアしましょう。
火傷の予防はクリニック選びから始まっています。どのクリニックなら安心して施術が受けられるのか、それを判断する基準をご紹介しましょう。
患者から見ればありえないことですが、脱毛機の不具合によって火傷が発生する場合があります。
このような事態を防ぐには、やはり故障のリスクが少ない最新鋭の脱毛機が導入されたクリニックを選ぶこと。
新しい脱毛機は故障のリスクが少ないだけでなく、冷却機能を充実させた新技術が搭載されています。
冷却機能は施術の痛みをやわらげたり火傷のリスクを下げるのに大きく影響するため、脱毛機がリニューアルするたびに大幅に進化しています。
クリニックを選ぶときは、クリニックのホームページを必ず確認し、どんな脱毛機が施術に使用されるのか把握しましょう。
脱毛機に対する情報を公開していないクリニックは古い脱毛機を施術に使用している可能性があり、おすすめできません。
安全で適切な施術をするには、やはり豊富な専門知識と経験が大切。
このため多くの医療脱毛の施術実績があるクリニックを選べば、未熟な施術者が施術を担当する確率を下げることができます。
施術経験が豊富な施術者なら肌の色や肌の水分量、毛の太さ、毛の色など様々な情報から適切な出力と照射時間で施術をしてくれるため、火傷のリスクが下がります。
患者の反応を俊敏に察知してくれるため、コミュニケーションがとりやすいのもメリットです。
クリニックを選ぶときは、必ずクリニックの医療脱毛の症例数をチェックしましょう。公式ホームページに記載があるクリニックは、実績に自信がある証拠となります。
しかし厳密には脱毛機にもレーザーの種類や脱毛の仕組みに違いがあり、比較的日焼け肌や色黒肌でも施術が受けられる場合があります。
どのクリニックでも日焼けに気をつけなければいけないことに変わりはありませんが、スポーツインストラクターなど日焼けを避けることができない職業の方は日焼け肌でも照射が可能なクリニックを選ぶことが大切です。
以下の一覧表に脱毛機による肌の対応の違いを紹介するので、クリニック選びの参考にしてください。
脱毛の仕組み | 熱破壊式脱毛機 (HR脱毛機) |
蓄熱式脱毛機 (SHR脱毛機) |
||
レーザーの種類 | アレキサンド ライト レーザー |
ヤグ レーザー |
ダイオード レーザー |
ダイオード レーザー |
脱毛機が狙う ターゲット |
ムダ毛の一番奥にある毛乳頭を 破壊する |
ムダ毛の比較的浅いと ころにあるバルジ領域 を破壊する |
||
レーザーと 脱毛の仕組み の特徴 |
20年程度の歴史があり脱毛効果 と安全性に対する信頼性が高い 高い出力で毛乳頭を破壊するの で部位によっては輪ゴムで弾い たような痛みを感じやすい |
ここ数年で注目を集め る新しい脱毛法 弱い出力でじわじわと 蓄熱するので施術時の 痛みが少ない 出力が弱いので熱破壊 式タイプよりもメラニ ン色素の影響を受けに くく日焼け肌への柔軟 性も高い |
||
波長の長さ | 755nm | 1064nm | 810nm | 755nm 808nm 940nm |
日焼け肌や 色黒肌への 許容範囲 |
ジェントル レーズ ジェントル レーズプロ ★★☆☆☆ 波長が短く 肌表面のメ ラニンに反 応しやすい ため日焼け は不可 |
ジェントル ヤグ ★★★★★ 波長が長く 肌表面のメ ラニンに反 応しにくい ので日焼け 肌でも施術 可能 |
ライト シェア デュエット ★★★☆☆ 波長が長め なので肌表 面のメラニ ン色素に反 応しにくく 少し黒い肌 なら施術可 能 |
メディオスター NeXTPRO ソプラノアイス プラチナム ★★★★★ 日焼け直後の炎症がお さまってからなら日焼 け肌でも施術可能 |
ジェントルマックスPRO エリート+ ★★★★★ アレキサンドライトレーザーと ヤグレーザーの2種類を搭載し ているため日焼け肌や色素沈着 はヤグレーザーで施術が可能 |
ー | ー |
火傷を未然に防ぐこと大切ですが、万が一火傷が起こったあとの補償内容も大切です。
おすすめなのは以下の条件を備えたクリニック。
上記の条件がそろっていれば万が一火傷をしても、スムーズに治療を受けることができ、追加の負担はかかりません。
クリニックを選ぶときは、医療脱毛の施術後のケアが充実しているかどうかも要確認項目です。
ここまで火傷などのリスクを心配せず安心して通えるクリニック選びの基準をご紹介してきました。
上記でご紹介してきた基準すべてを満たしているのがリゼクリニックです
ライトシェアデュエット、メディオスターNeXTPRO、ジェントルヤグの3種類を導入
脱毛専門のクリニックであり、開院から140,000件の施術実績のうち治療が必要な火傷の割合はわずか7件(0.005%の割合)
メディオスターNeXTPRO、ジェントルヤグなら日焼け肌でも施術が可能
リゼクリニックは火傷のリスクの他、打ち漏れの際の再照射(無料保証)や硬毛化保証(1年間無料照射)など、医療脱毛のリスクケアに手厚いことで知られています。
医療脱毛による火傷が心配な方は、ぜひ選択肢の一つとしてリゼクリニックを検討してみてください。
いかがでしたか?今回はクリニックのレーザー脱毛で火傷を負ってしまった場合の対処法と火傷を未然に防ぐ方法についてご紹介しました。