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以上について解説していきましょう。
目次
脱毛効果が高いことで知られるクリニックのレーザー脱毛。
その理由は肌に照射されたレーザーがムダ毛の黒い色(メラニン色素)に効率よく吸収され、高い熱エネルギーを生み出せることにあります。
医療脱毛で使用されるレーザーは、たくさんある光の種類(波長)から特にムダ毛の黒い色(メラニン色素)に吸収されやすい「赤外線」だけを厳選し、人工的に増幅して熱エネルギーを高めたもの。
このため、レーザーを肌に照射すると肌への影響を最小限に抑えながら、「毛の成長にかかわる組織」だけに熱ダメージを与えることができるのです。
実際の医療脱毛の施術ではアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーと呼ばれる3種類のレーザーが使用されています。
一方脱毛サロンに多い光(IPL)脱毛は、フラッシュランプによって熱を発生させる仕組み。
フラッシュランプから発生する光にはいろいろな種類(波長)が含まれているため、レーザーのように黒い色(メラニン色素)に吸収されやすい光もあれば、血管の赤い色(ヘモグロビン)や水に吸収されやすい光が混じっています。
このため、光(IPL)をお肌に照射すると毛の成長にかかわる組織だけでなく、お肌のさまざまなところに熱が発生することでコラーゲンの生成が促され、美肌効果が期待できるのです。
しかし、光(IPL)は「お肌のさまざまなところに同時に働きかける」という性質から、レーザー脱毛のように高い出力で照射することができません。
出力を高めることでムダ毛周辺の熱エネルギーが増やせるものの、同時に肌へにも大量の熱エネルギーが加わって火傷をしてしまうからです。
このような背景から光(IPL)脱毛は出力を強めるのに限界があり、一般的に「脱毛効果は弱い」と言われています。
一方、FDAから永久減毛効果を認可されているプロウェーブ770は、「光脱毛」でありながらフィルターによって不要な光の種類(波長)をカットすることが可能。
アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザー、ヤグレーザーの波長周辺を選択して照射できるため、レーザー脱毛と同じような施術ができるのです。
これが「プロウェーブ770が次世代型の光脱毛機である」と言われる理由です。
それでは、レーザー脱毛と同じような効果を発揮するプロウェーブ770の仕組みについて具体的に解説していきましょう。
世の中で数多く出回っている脱毛法のうち、プロの手によって施術が受けられるもの、それが「脱毛サロンによる光脱毛」と「医療脱毛クリニックによるレーザー脱毛」です。
カミソリで自己処理をしても毛が生えてきてしまうのは、毛穴の奥で毛が成長しているから。
今後毛が生えてこないようにするには、肌表面に見えている毛をカットするだけでは足りず、毛の成長自体をストップさせる必要があります。
毛の成長をストップさせるにはどうすればいいのでしょうか?
実はムダ毛の成長には「毛乳頭」と「バルジ領域」とよばれるところが大きく関係しています。
この2つについて簡単に解説しておきましょう。
「ムダ毛」を毛穴の一番奥までのぞいてみると、「毛乳頭」と呼ばれるところとつながっています。
「毛乳頭」には毛細血管によって運ばれてくる栄養や酸素を「毛」に受け渡す役割があり、毛の成長に欠かせません。
一方、ムダ毛には「毛乳頭」よりも浅いところに「バルジ領域」と呼ばれるところがあり、ここで将来「毛」になる「毛母細胞」が作られています。
クリニックのレーザー脱毛やサロンの光脱毛は、レーザーや光によって発生する「熱ダメージ」によって、この「毛乳頭」や「毛母細胞」の活動を停止させることで脱毛効果を生み出しています。
だから、施術回数を重ねるうちに毛が生えにくくなって、脱毛効果が実感できるんですね。
クリニックが主に使用するレーザー、脱毛サロンが使用する光(IPL)は、どちらもムダ毛の黒い色(メラニン色素)に吸収されると熱を発生させるという性質を利用しています。
※IPL:Intense Pulsed Light。インテンス・パルス・ライトの略。フラッシュランプと呼ばれる光源を活用して熱を発生させる。
レーザーや光(IPL)を肌に照射することで黒いムダ毛が瞬間的に高温になり、その熱が毛の周辺にある「バルジ領域の毛母細胞」や「毛乳頭」に伝わって、これらの活動を停止させてしまうんですね。
毛が高温になるのは、1000/1秒単位というほんのわずかな時間。
熱が発生する時間をごくわずかな時間に抑えることで、周囲の皮膚が火傷するのを防いでいるのです。
このため、特に太くて黒い毛が密集したわきやデリケートゾーンの脱毛では、熱がたくさん発生してその熱を「輪ゴムでバチンとはじかれたような痛み」として感じることがあります。
レーザー脱毛機や光(IPL)脱毛機には、このような痛みを軽減したり火傷を予防するために、
など、さまざまな工夫が凝らされているんですね。
しかし、実はレーザーと光(IPL)では発生させる熱エネルギーの大きさが異なります。
冬から春にかけて気温が上がる頃、窓際の太陽の光を浴びて、暖かいと感じたことはありませんか?
また、身近な蛍光灯に手を近づけたとき、電球から暖かさを感じることがありますね。
このように「暖かさ=熱」を感じるのは、太陽や電球の光を浴びると、その光を吸収して熱が発生しているから。
実は太陽や電球にはいろいろな光の種類(波長)が混じり合っていて、その種類によって吸収されやすさが違います。
太陽や電球に含まれる光の種類(波長)の中で最も吸収されやすく、そして熱が発生しやすいのは「赤外線」と呼ばれる種類(波長)の光。
レーザー脱毛では特に吸収率の高い「赤外線」の種類(波長)の光だけを厳選し、人工的にパワーを増幅することで
と呼ばれるレーザーを作り出しています。
レーザーは黒い色(メラニン色素)に良く吸収されるため、お肌へ影響を最小限に抑えながら効率的に熱を発生させて高い脱毛効果を実現できるのです。
一方、脱毛サロンなどで多く採用されている光(IPL)脱毛で使用されているのは、フラッシュランプと呼ばれる通常の光源。
光(IPL)とレーザーとの最大の違いは、赤外線と呼ばれる光の種類(波長)以外にもさまざまな光が含まれていることにあります。
光(IPL)には、ムダ毛の黒い色(メラニン色素)に吸収されやすい光の種類(波長)だけでなく、毛細血管のような赤い色(ヘモグロビン)や、水など他の物質に吸収されやすい光も混じっているんですね。
このため、光(IPL)をお肌に照射すると毛乳頭やバルジ領域だけでなく、お肌の奥深く(真皮)にも熱が発生します。
その熱がお肌のコラーゲンの生成を促すため、お肌のハリが増すなどの美肌効果が生まれるのです。
美容皮膚科の治療ではこのような光(IPL)の特徴を生かして、フォトフェイシャル(しみ、しわ、くすみ、たるみなどを治療する施術内容)と呼ばれる治療が行われています。
ただし、「脱毛効果」という観点から見ると、光(IPL)はレーザーほど強い出力で照射することができません。
ムダ毛以外の部分にも同時に熱を発生させてしまう光(IPL)脱毛では、出力を上げるとお肌を火傷させてしまうリスクが高まってしまうからです。
この結果光(IPL)脱毛では弱い出力でしか照射できないため、発生する熱エネルギーも小さくなり、その分脱毛効果も弱くなります。
これが、光(IPL)脱毛がクリニックよりも脱毛サロンで幅広く導入されている理由です。
※【注意!】:毛乳頭やバルジ領域など体に本来備わっている機能を完全に停止させる「永久脱毛(永久減毛)」は、法律上「医療行為」とみなされているため医療機関(病院やクリニック)でしか行うことができません。
脱毛サロンでは毛乳頭やバルジ領域を破壊しない程度の弱い出力で施術を提供しているため、出力を上げるのに限界がある光(IPL)脱毛は、そもそもサロン向きの施術なのです。
一般的に「弱い効果」と言われる光(IPL)脱毛ですが、FDAに「永久減毛効果」を認可されているプロウェーブ770には、その常識を覆す技術が搭載されています。
「光(IPL)脱毛」であるプロウェーブ770がなぜ「レーザー脱毛」と同じような効果を発揮できるのか、その理由をご紹介していきましょう。
ムダ毛の黒い色(メラニン色素)に吸収されやすく、効率よく熱エネルギーを発生させるレーザーの種類(波長)は上記でもご紹介した次の3つ。
実はこれらのレーザーは光の種類(波長)によって「ムダ毛の黒い色(メラニン色素)への吸収の高さ」が違います。
同じ出力で肌に照射しても、黒い色(メラニン色素)への吸収率が高いほど発生する熱エネルギーが高くなるのです。
レーザーには「波長(nm単位)が短いほど黒い色(メラニン色素)に吸収されやすい」という性質があるため、それぞれのレーザーの黒い色への吸収の高さは次の通りとなります。
レーザー の種類 |
ムダ毛の 黒い色 (メラニン色素) への 吸収の高さ |
アレキサンドライト レーザー (755nm) |
最も高い ★★★★★ |
ダイオード レーザー (810nm) |
普通 ★★★★☆ |
ヤグレーザー (1064nm) |
やや低い ★★★☆☆ |
これを見ると、3種類のレーザーのうちアレキサンドライトレーザーが最も優れているように見えますね。
しかし、実は「レーザーの実力」は「メラニン色素への吸収の高さ」だけで把握することはできません。
レーザーには「波長(nm単位)が長いほどお肌の奥に届く」という性質があり、それぞれのレーザーのお肌に届く深さは次の通りとなります。
レーザー の種類 |
お肌の奥に 到達できる 深さ |
アレキサンドライト レーザー (755nm) |
肌表面から 1.8㎜程度 ★★☆☆☆ |
ダイオード レーザー (810nm) |
肌表面から 2.0㎜程度 ★★★☆☆ |
ヤグレーザー (1064nm) |
肌表面から 4.0㎜程度 ★★★★★ |
以上からそれぞれのレーザーの特徴を整理すると、
というレーザーの違いが見えてきます。
実はレーザーが吸収されるメラニン(黒い色素)は「ムダ毛」だけに存在するわけではありません。
メラニン色素は「お肌」にも存在しています。
日焼けするとお肌が黒くなるのは、紫外線からお肌を守るためにメラニン色素が作られるから。
肌表面にメラニンの黒いベールを作ることで、有害な紫外線がお肌の奥に侵入するのを防いでいるのです・
このため、日焼けしたお肌にレーザーを照射すると、お肌のメラニンに熱が発生して火傷のリスクが高まってしまいます。
3種類のレーザーのうち一番火傷のリスクが高いレーザーはどれだと思いますか?
答えは、メラニン色素への吸収が優れたアレキサンドライトレーザー。
実はお肌のメラニン色素は表皮と呼ばれるお肌表面のごく浅いところ(0.1~0.2㎜の厚さ)で作られています。
このため、日焼けすればするほど、または元々の肌の色が黒いほど、お肌の浅いところにメラニンがたくさん蓄積してしまうのです。
アレキサンドライトレーザーはメラニン(黒い色素)への反応が高く、お肌の浅いところに働きかけるのが特徴。
肌表面にたくさんメラニンが作られていると、アレキサンドライトレーザーのメラニン(黒い色素)への吸収の高さがかえって火傷のリスクを高めてしまうことになります。
以上の特徴から、アレキサンドライトレーザーの施術に向いているのは、肌表面のメラニンが少ない「色白肌」の方。
肌表面のメラニンを気にしなくていいため、レーザーの熱が毛乳頭やバルジ領域に集中して高い脱毛効果が発揮できます。
一方、ダイオードレーザーやヤグレーザーはアレキサンドライトレーザーよりもお肌の深いところに働きかけるため、肌表面のメラニン(黒い色素)の影響が小さいことが特徴。
つまり、日本人のような黄色人種にはダイオードレーザー、黒人のような色黒肌や日焼け肌にはヤグレーザーが向いていると言えるのです。
以上から、「自分の肌の色」によって向いているレーザーの種類が違うことが分かりましたね。
実際のところ、医療脱毛クリニックの施術ではどんなレーザーが搭載された脱毛機で施術しているのでしょうか?
多くのクリニックで導入されている「レーザー」と「脱毛機」の組み合わせについてご紹介しておきましょう。
アレキサンドライト レーザー (755nm) |
ヤグレーザー (1064nm) |
ダイオード レーザー (810nm) |
|
脱 毛 機 の 種 類 |
ジェントル マックスプロ |
ライト シェア デュエット |
|
エリート MPX |
― | ||
クラリティ ツイン |
― | ||
ジェントル レーズ |
ジェントル ヤグ |
― | |
ジェントル レーズプロ |
ジェントル ヤグプロ |
― | |
ソプラノアイス・プラチナム | |||
― | メディオスター Next PRO (940nm/808nm) |
医療脱毛クリニックで多く採用されているのは、「ダイオードレーザー」を照射するライトシェアデュエット。
適度なメラニンへの反応の高さを持ち多少の日焼けや色素沈着なら対応できるため、使いやすいことが人気の理由です。
出力や照射時間を細かく調整することで、「太くて黒い毛」から「産毛」まで全身すべてを脱毛できるという点でも定評があります。
一方、メラニンへの反応の高さが優れた「アレキサンドライトレーザー」と、日焼けや色素沈着部位にも対応できる「ヤグレーザー」を組み合わせているのが、ジェントルマックスプロやエリートMPX、クラリティツイン。
これらを導入するクリニックでは、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを組み合わせることで、お互いの強みを生かしています。
メラニンへの反応に優れた「アレキサンドライトレーザー」は両わきなど太くて黒い毛の脱毛を得意とし、「ヤグレーザー」はデリケートゾーンのようなメラニンの多い色素沈着部位の脱毛を得意としています。
デリケートゾーンの毛は根深い毛も多いため、「ヤグレーザー」のように肌の奥深くまで届くレーザーが活躍するというわけですね。
一方で、ジェントルレーズプロやジェントルレーズなどアレキサンドライトレーザー1種類で施術をするクリニックも存在します。
なぜ、このようにクリニックによって導入する脱毛機が異なるのでしょうか?
その理由の一つに、脱毛機を購入する際のコストの高さが挙げられます。
クリニックの医療脱毛機は非常に高価なため、脱毛機の種類が増えるほどコストもかかってしまうもの。
肌の色や毛の太さ、毛の色に合わせて3種類すべてのレーザーを使い分けて施術を行うことはハードルが高く、すべてをそろえているクリニックは少数派なのです。
施術のために発生するコストは結果としてコース料金に反映されるため、安さを売りにするクリニックほど1種類のみのレーザーや脱毛機での施術する傾向にあります。
ソプラノアイス・プラチナムは3波長が同時に照射できる数少ない脱毛機のひとつですが、高価な脱毛機のため、導入しているクリニックは多くありません。
また、導入している場合でも、ソプラノアイス・プラチナムを利用するには追加でオプション料金が発生する場合があります。
このような環境の中、プロウェーブ770は770nm~1100nmといった幅広い波長の光が混じった「光脱毛」の方法を採用し、フィルターで不要な波長をカットすることでアレキサンドライトレーザー(755nm付近)やダイオードレーザー(810nm付近)、ヤグレーザーの波長(1064nm付近)を選択して照射できることができます。
色白肌の方にはアレキサンドライトレーザーを中心にした波長を、デリケートゾーンのような色素沈着しやすい部位にはヤグレーザーの波長をフィルターで切り替えることで、肌の色や毛の太さ、色にあった施術ができるのです。
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ここまで紹介してきたプロウェーブ770の特徴から、他の脱毛機と比較した場合のメリットとデメリットをご紹介しましょう。
上記でもご紹介したとおり、アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザー、ヤグレーザー3種類すべてのレーザーをそろえるクリニックは少数派。
このため、ダイオードレーザーのみ、またはアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの組み合わせ、またはアレキサンドライトレーザーのみで施術するクリニックが多い傾向にあります。
しかし、レーザーにはそれぞれ強みと弱みがあり、どのレーザーが一番優れているのか、一概に言うことはできません。
つまり、1種類のレーザーを選ぶことにこだわるよりも、自分の肌の色や毛の太さ、毛の色などに合わせ部位ごとにレーザーを使い分けた方が、それぞれのレーザーの強みを生かして脱毛効果を引き出すことができるのです
もちろん、複数の脱毛機を導入し、肌質や毛質に合わせて部位別に脱毛機を組み合わせて施術をしてくれるクリニックも一部存在します。
しかし、このようなクリニックでは施術予約時に「複数の脱毛機」を同時に確保する必要があるため、結果として予約がとりにくくなる可能性があることは知っておきましょう。
実際クリニックの中には、予約の混雑を理由に脱毛機の指定をNGとするところもあるほどです。
せっかく複数の脱毛機がそろっているのに、脱毛機の空き状況によって使用できる脱毛機が変わってしまうなんて残念ですよね。
一方、プロウェーブ770ならたった1台で3種類のレーザーの役割を果たせるため、予約枠に影響することはありません。
その結果、1台の脱毛機を予約で確保するだけで複数の脱毛機を確保したのと同じような脱毛効果が期待できるのです。
10%以下とそれほど割合は高くないのですが、実はレーザー脱毛では照射後にかえって毛が太く黒くなる「硬毛化」と呼ばれる現象が見られることがあります。
特に顔や背中、太ももなど細くて色が薄い「産毛」や「軟毛」が多い部分に見られ、照射後毛が抜け落ちたあとに「少数の太くて黒い毛」が生えてくることがあるのです。
硬毛化現象が起こる要因は十分に解明されていませんが、レーザーによる熱エネルギーが不足し、中途半端に毛母細胞を刺激してしまったことが原因と考えられています。
レーザー脱毛とはそもそも、ムダ毛の黒い色(メラニン色素)にレーザーを吸収させ、発生する熱エネルギーによってバルジ領域にある「毛母細胞」や毛の一番奥にある「毛乳頭」の活動を停止させる仕組み。
しかし、ムダ毛と一口に言っても、太い毛や細い毛、黒い毛や色が薄い毛など様々なタイプが存在し、すべての毛が同じようにレーザーに反応するわけではありません。
色が薄い産毛や軟毛は含まれているメラニン色素が少ないため、どうしても発生する熱エネルギーが少なくなってしまうのです。
硬毛化のリスクを下げるには、やはり肌の色や毛の色に合わせてレーザーの種類を選択し、適切な出力で照射することが大切。
例えば、アレキサンドライトレーザーは肌表面のメラニンに反応しやすいため、産毛のような細い毛でもあまり出力を上げることができません。
特に肌の色が濃い人ほどこの傾向が強くなります。
このため、メラニンが少ない産毛はアレキサンドライトレーザーよりも、ダイオードレーザーやヤグレーザーの方が適しているのです。
プロウェーブ770なら肌の色や毛の色に合わせてレーザーの波長を切り替えられるため、たった1種類の機種であっても硬毛化リスクを下げることができます。
レーザー脱毛では、基本的にアレキサンドライトレーザー、または、ダイオードレーザー、またはヤグレーザー1種類のみのレーザーを使用します。
このように種類(波長)を絞って使用することでレーザーの光がどこまでもまっすぐに進み、そのパワフルなエネルギーを毛乳頭やバルジ領域にしっかりと届けることができるのです。
しかし、そのパワフルな熱エネルギーがデメリットになる場合もあります。
高い熱エネルギーを届けられるレーザー脱毛は、「まっすぐ進む」という性質ゆえにハンドピース(肌にあたる照射面)のサイズが小さく、広範囲を施術するのに時間がかかりやすいのです。
一方、プロウェーブ770のような光脱毛は、いろいろな光の種類(波長)が混じり合っています。
光脱毛の光はレーザーと違って「広がって進む」ため、肌に照射するハンドピースのサイズが大きく設計されていることが特徴。
このため、背中やお腹など広い部位をスピーディに照射でき、施術による拘束時間が短くなるメリットがあります。
プロウェーブ770のハンドピースのサイズは10㎜×30㎜。
ハンドピースのサイズの大きさで知られるライトシェアデュエットよりは小さいものの、一般的に使用されるレーザー脱毛のハンドピースの標準サイズと比べると、スピーディな施術が期待できます。
脱毛機名 | ハンドピース のサイズ |
ハンドピースの 照射面積 |
メディオスター ネクストプロ |
24mm×38mm (XLL) |
9.12㎠ |
ライトシェア デュエット |
22mm×35mm (HS) |
7.7㎠ |
プロウェーブ770 | 10mm×30mm | 3㎠ |
メディオスター ネクストプロ |
10mm×30mm (XLS) |
3㎠ |
ジェントル マックスプロ |
18mm径 ※標準サイズ |
2.5434㎠ |
ジェントル レーズプロ |
18mm径 ※標準サイズ |
2.5434㎠ |
エリート MPX |
18mm径 ※標準サイズ |
2.5434㎠ |
ソプラノアイス・ プラチナム |
10㎜×20㎜ (Trio) |
2㎠ |
メディオスター ネクストプロ |
10mm×14mm (ST) |
1.4㎠ |
ライトシェア デュエット |
9mm×9mm (ET) |
0.81㎠ |
メラニン(黒い色素)への反応が高くパワフルな熱エネルギーを届けられるレーザー脱毛は、高い効果が期待できる反面照射直後の肌に赤みやむくみなどの炎症反応が出ることがあります。
このような反応は2~3日以内におさまることがほとんどですが、それでも肌への負担が気になるという人もいるでしょう。
プロウェーブ770は「医療脱毛」であるため「脱毛サロン」以上の強い出力での照射ができるものの、レーザーと比較するとお肌への衝撃が少なく、炎症などの副作用が出にくいことで知られています。
プロウェーブ770は光脱毛であるため、770nm~1100nmといった幅広い種類(波長)の光が含まれています。
このため、肌に光を照射したときにお肌の浅い部分から深いところまで熱による刺激が加わって、コラーゲンの生成が促されます。
その結果、お肌のハリが向上してごく浅いシワやちょっとした毛穴の開きが気にならなくなくなるといった効果が期待できるのです。
また、プロウェーブ770はお肌表面のメラニンにも働きかけるため、お肌のターンオーバーが促されて薄いシミが消えるといった美白効果も期待できます。
もちろん実際のフォトフェイシャルによる治療の方がより高い効果が期待できますが、脱毛と同時にこのような美肌効果が得られるのは嬉しいですね。
およそ20年前から始まったレーザー脱毛や光脱毛ですが、その手軽さから人気を集め、美容目的も含めると現在では160種類以上の医療機器がクリニックや病院で使用されています。
しかし、そのすべての機器の安全性や効果について、厚生労働省やFDA(アメリカの厚生労働省にあたる期間)に承認されているわけではありません。
むしろ、認可されていない医療機器も数多く使用されているのが現状なのです。
患者がクリニックに対して期待することは、安全で効果的な施術。
FDAまたは厚生労働省に認可されている脱毛機なら、第三者による厳しい基準をクリアした脱毛機として信頼性が違います。
プロウェーブ770はFDAが永久減毛効果を認定した光脱毛機であるため、安心して施術を受けることができます。
次世代型の光脱毛として話題のプロウェーブですが、他の脱毛機と比較するとデメリットも存在します。
「痛みの少ない脱毛」として蓄熱式(SHR)脱毛という言葉を聞いたことはありませんか?
蓄熱式脱毛とは、バルジ領域に熱ダメージを与えることを目的とした脱毛方法。
従来のレーザー脱毛ではムダ毛の一番奥にある「毛乳頭」を狙って熱ダメージを加えていましたが、研究が進むにつれて、「バルジ領域」にある未熟な毛母細胞に熱ダメージを与えるだけでも、十分脱毛効果が得られることが分かってきました。。
このバルジ理論を元に開発された脱毛機がメディオスターNext PROやソプラノアイス・プラチナム。
蓄熱式(SHR)脱毛の大きな特徴は、バルジ領域にある未熟な毛母細胞に熱ダメージを与えるため、高い出力を必要としないところです。
バルジ領域は比較的浅いところにあるため、じわじわと弱い出力で熱を蓄熱するだけでも十分に脱毛効果が発揮でき、その分お肌への負担や痛みが少なくなったのです。
プロウェーブ770は光脱毛方式であるものの、その基本原理は「毛乳頭」に熱ダメージを与える方式。
このため、高い脱毛効果を得るにはある程度出力を高めて照射する必要があり、発生する熱によって痛みを感じることがあります。
毛周期とは、毛の生え変わるサイクルのこと。
お肌のムダ毛は一見同じようにみえますが、その中には「今伸びている最中の毛(成長期の毛」)や「成長しきって抜け落ちかかっている毛(退行期の毛)」、「抜け落ちて毛が存在しない毛穴(休止期の毛)」が混じり合っています。
実はレーザー(光)脱毛の施術によって脱毛効果が得られるのは、「成長期の毛」のみ。
なぜなら、レーザー(光)脱毛が狙う「毛乳頭」が「毛」とぴったりとくっついているのは、「成長期」のタイミングだけだからです。
抜けかかっている退行期の毛はすでに毛乳頭から離れていますし、休止期の毛穴はそもそも「毛」が存在しません。
レーザーや光は「毛」の黒い色(メラニン色素)に吸収されることで熱を発生させるため、熱が発生する「毛」とダメージを与える「毛乳頭」がくっついていないと施術する意味が無いのです。
毛が生え変わるタイミングは部位によって違いますが、顔脱毛なら4週間(1か月)、体の部位の脱毛なら8週間(2ヶ月)程度期間を開けるのが一応の目安。
脱毛完了までに必要な医療脱毛の施術回数の目安は「5回程度」と言われているため、最短でも10か月程度、毛の生え変わる期間に個人差があることを考慮すると1年~1年半程度はかかります。
一方、蓄熱式脱毛は「バルジ領域」にある毛母細胞に熱ダメージを与えるため、「毛乳頭」を狙った熱破壊式脱毛ほど毛周期の影響を受けません。
蓄熱式脱毛は「毛」さえ存在すれば、「毛乳頭」と「毛」が離れていてもバルジ領域に熱ダメージを与えることができるからです。
高い脱毛効果を得るにはメラノサイト(メラニンを作り出す細胞)の活動が最も活発となる「成長期」に照射するのが理想的ですが、「毛乳頭」を狙う熱破壊式脱毛と比べると、比較的短い間隔で施術が可能と言われています。
プロウェーブ770は次世代の光脱毛機として注目を集めているものの、まだまだ導入数という点ではレーザー脱毛機に劣ります。
レーザー脱毛機で多く導入されているのは、やはりジェントルレーズプロ(またはジェントルレーズ)やライトシェアデュエット。
上記の脱毛機なら実際に施術した人の口コミ情報もたくさん目にすることができるでしょう。
プロウェーブ770のような光脱毛機は、これからシェアを伸ばしていくことが予想されます。
プロウェーブ770は10mm×30mmという大きなハンドピースが用意されているものの、それ以外のサイズのオプションはありません。
このため、ライトシェアデュエットのように大小サイズ違うハンドピースを使い分けて施術することはできず、一つのサイズのハンドピースだけですべての部位の照射を行う必要があります。
背中やお腹といった平らな部位であればスピーディな施術が可能ですが、逆に顔のパーツのうち、眉間や鼻筋といった凹凸が大きい場所の照射はハンドピースが肌から浮いてしまうため難しいと言えるでしょう。
細部の照射にこだわる人は、自分のこだわりの箇所についてプロウェーブ770でどの程度まで照射が可能なのか事前に確認しておくことをおすすめします。
最後に、プロウェーブ770の特徴からプロウェーブ770による施術がぴったりな人をご紹介しておきましょう。
いかがでしたか?今回はクリニックの医療脱毛で導入されている次世代型光脱毛機「プロウェーブ770」についてご紹介しました。
光脱毛と言えば脱毛サロンというイメージですが、プロウェーブ770は光脱毛でありながらFDAによって「永久減毛効果」を認定されており、「レーザー脱毛」と同じような効果が期待できます。
次世代型光脱毛機という名前通り、レーザー脱毛機のアレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3波長をたった一台で切り替えて使用できるのはプロウェーブ770だけ。
プロウェーブ770なら色白肌や小麦肌、太い毛や細い毛など肌質・毛質の違いを気にする必要はありません。
レーザーの種類の壁を超えて、一人一人の肌質・毛質にあった施術が受けられることがプロウェーブ770の魅力と言えるでしょう。
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