10月に入ると、「保湿を頑張っているのに、夕方には目元や口元の細かいしわが目立つ」というご相談が増えてきます。ここだけの話、スキンケアと肌育注射は、そもそも働きかける場所が違います。どちらが上ということではなく、役割が違うのです。
スキンケアと肌育注射の違い
| スキンケア | 肌育注射 | |
|---|---|---|
| 働きかける場所 | 主に肌の表面(角層) | 製剤を肌の内側に注入 |
| 続け方 | 毎日 | 製剤ごとに回数・間隔を検討 |
| 役割 | 乾燥から守る、毎日の土台づくり | 肌の質感・ハリ・乾燥などの悩みに対する治療 |
| ダウンタイム | ほぼなし | 針跡・赤み・腫れ・内出血などが出ることがある |
肌育注射を受けても、毎日の保湿や紫外線対策がいらなくなるわけではありません。スキンケアは毎日の土台、肌育注射はその上で悩みに合わせて検討する治療、と考えていただくと分かりやすいと思います。
乾燥・小じわで、私が検討することが多い製剤
顔全体の乾燥や小じわには、スキンバイブをおすすめすることが多いです。首の横じわにも使います。スキンバイブは、成人の顔面・頸部の小じわ等の修正と、保水性・弾力性など皮膚状態の改善を目的として国内承認を受けている製剤です。
浅すぎる注入によるしこりや変色、まれですが重大な血管障害に注意して施術します。使用できる部位や方法には製剤ごとの条件があり、スキンバイブはまぶたや唇への使用を承認されている製剤ではありません。
目元の細かいしわが気になる方には、リジュランiを使います。いずれも、肌の状態や既往歴を伺ってから最終的に決めます。
乾燥の季節に始める理由
肌質の改善には、どうしても回数と時間がかかります。乾燥が本格的になる前の今の時期から、焦らず、気長に取り組んでいただくのがよいと考えています。
注入治療は自由診療(保険適用外)です。効果や経過には個人差があります。最新の費用、主なリスク・副作用、未承認製剤・適応外使用の説明は各治療ページをご確認ください。
