「肌育注射って、結局どれがいいんですか?」とよく聞かれます。ここだけの話、全員に共通する「一番の製剤」はありません。私が最初に伺うのは、「何が気になっているのか」「どうなりたいのか」です。そのお答えで、選ぶ製剤が変わります。
悩み別、私の使い分け
| いちばんの悩み | 私が検討することが多い製剤 |
|---|---|
| 顔全体の乾燥・小じわ、首の横じわ | スキンバイブ |
| 皮膚が薄く、表面の質感を変えたい | プルリアル デンシファイ |
| 肌質に加えて、顔全体のゆるみ感も気になる | ジャルプロ スーパーハイドロ |
| 毛穴・凹凸・ニキビ跡 | ジュベルック |
| 目元 | リジュランi |
これは診察で検討する出発点です。肌の状態・既往歴・予算を伺って最終的に決めます。スキンバイブは成人の顔面・頸部の小じわ等の修正や皮膚状態の改善を目的として国内承認されています。ほかの製剤には国内未承認のものがあり、承認状況や注意点も確認が必要です。
スネコスも、乾燥やハリなどの悩みで検討する選択肢です。ただし、あらゆる悩みに同じように対応できる製剤ではありません。リジュランもiとHBでは特徴が異なるため、製品名だけでなく、目的・部位・期待する変化を合わせて考えます。
以前は「たくさん刺す」派でした
以前の私は、たくさん針を刺して肌にあえて小さな傷をつけ、その修復の過程で肌質を整えるという考え方で施術していました。今は、刺す回数をできるだけ減らし、製剤そのものの働きで肌質を整えることを重視しています。痛みや腫れの負担を減らせること、施術時間を短くできることが理由です。
製剤ごとに、気をつけていること
ジュベルック:しこりが起きないよう、製剤を均一に調製し、目の下では注入する層と量に注意します
リジュランi:目周りの腫れや内出血を避けるため、1か所に入れすぎないようにしています
プルリアル:ヒアルロン酸を含むため、むくみやすい方や目周りには慎重に使います
スキンバイブ:浅すぎる注入によるしこりや変色、まれですが重大な血管障害に注意し、皮内にゆっくり注入します
現在、当院の肌育注射はすべて医師が施術しています。
焦らず、肌を育てる
肌質の改善には、どうしても回数と時間がかかります。それでも、肌質は美しさのベースです。焦らず、気長にじっくり取り組んでいきましょう。
注入治療は自由診療(保険適用外)です。効果や経過には個人差があります。最新の費用、主なリスク・副作用、未承認製剤・適応外使用の説明は各治療ページをご確認ください。
